文献詳細
文献概要
学校探検隊
医系総合大学のメリットを最大に活かした理学療法教育
著者: 宮川哲夫1 保坂亮1 井奥夏子1
所属機関: 1昭和大学保健医療学部理学療法学科
ページ範囲:P.436 - P.437
文献購入ページに移動昭和大学は医学部,歯学部,薬学部そして保健医療学部からなる医系総合大学です.「至誠一貫」を基本理念とし,チーム医療の実施を教育目標の一つとする大学です.キャンパスは東京,横浜,富士吉田の3地区4か所に分かれ,保健医療学部は横浜の長津田キャンパス(横浜市緑区十日市場)にあります.もともとこのキャンパスは昭和大学運動部のメッカで,本学部に隣接して多目的グラウンドや野球場,テニスコート,体育館があり,多くの学生が出入りします.大学附属病院は8つあり,この地域には,地域の中核的な総合病院である昭和大学藤が丘病院,野球やゴルフのプロ選手もよく通院してくる昭和大学藤が丘リハビリテーション病院,横浜市北部一帯の中核病院である最新設備の整った昭和大学横浜市北部病院があります.理学療法部門はこれらの病院および昭和大学病院,都心の下町にある豊洲病院にあって,オール昭和として横のつながりも良く,臨床教育には申し分のない環境で,病院所属のPT諸氏にはいつも感謝しています.
保健医療学部の始まり
学校法人昭和大学は,1997年,理学療法学科(30名),作業療法学科(30名),看護学科(100名)からなる医療短期大学を長津田キャンパスに開設し,5期生を迎えたその翌年(2002年4月),これを保健医療学部に改組して昭和大学に組み込み,医系総合大学の名に恥じない昭和大学を誕生させました.ですから本学部の1期生はまだ4年生ですが,教員には短大から数えて10期まで入学したという感覚があります.短大のときの雰囲気や伝統がそのまま引き継がれているからだと思います.
掲載誌情報