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特集 介護老人保健施設における理学療法の課題
介護老人保健施設における個別リハビリテーションへの取り組み
著者: 宇都宮学1
所属機関: 1介護老人保健施設シルビウス・ケアセンター
ページ範囲:P.485 - P.490
文献購入ページに移動平成15年度より介護老人保健施設(以下,老健施設)の介護報酬がはじめてマイナス改定となるなか,リハビリテーション(以下,リハビリ)・サービスの必要性が評価され,①訪問リハビリの実施,②入所サービスでのリハビリ機能強化加算の増額,③通所リハビリ(以下,デイケア)での「個別リハビリ」加算の新設など,老健施設が「リハビリ施設」として明確に位置づけられた感がある.
今回の改定により新設された「個別リハビリ」は,老健施設の4つの役割(在宅復帰施設,在宅ケア支援施設,総合的ケアサービス施設,地域に開かれた施設)にまたがる壮大な架け橋であるものの,夢と希望が希薄な老人に対して,果たして生きる力を甦らせるか否か,リハビリ部門として,また理学療法士(以下,PT)として,今まさに真価が問われようとしている.
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