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特集 介護老人保健施設における理学療法の課題
介護老人保健施設におけるリスク管理―転倒対策を中心に
著者: 川渕正敬1 小笠原正2
所属機関: 1介護老人保健施設いごっぱち 2在宅総合ケアセンター近森
ページ範囲:P.505 - P.511
文献購入ページに移動老健における理学療法士(以下,PT)の役割は主に身体機能・能力の維持・向上,活動性の維持・向上にあり,あくまで在宅における日常生活動作(以下,ADL)を視野にいれた取り組みが大切である.一方,在宅生活を送るにあたり,障害高齢者の身体的要因や彼らを取り巻く環境には機能・能力低下を引き起こす様々な因子が存在するが,中でも転倒は生活機能の低下を引き起こす大きな原因であり,積極的にその予防に努めることが大切となる.そこで本稿では,老健におけるリスク管理,特に転倒対策について当施設における現状と取り組みを交えながら述べることにする.
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