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乳癌術後における皮膚表面温度と肩関節可動域の6か月までの経時的変化
著者: 川崎桂子1 高橋友明1 畑幸彦1 青木幹昌1 唐澤達典1
所属機関: 1信州大学医学部附属病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.553 - P.557
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当院において,乳癌に対し非定型的乳房切除術を施行された患者のうち,研究ヘの参加の同意が得られた15例15肩を対象とした.性別はすべて女性で,検査時年齢は平均54.8歳(29歳~84歳)であった.術側は,右側7肩・左側8肩で,術式はAuchincloss法4)10名・Kodama法5)5名であった.切除範囲は頭側が鎖骨,尾側が腹直筋鞘,内側が胸骨縁,外側が広背筋前縁であり,全症例腋窩郭清を施行されており,Kodama法では鎖骨下リンパ節郭清も施行されていた.また,術前に肩関節の可動域制限や痛みを認めた症例は除外した.
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