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イギリスの腰痛体操とマニプレーションのランダムトライアル:初期治療の腰痛に対する理学療法の費用対効果 フリーアクセス
著者: 籾山日出樹1
所属機関: 1秋田大学医学部保健学科理学療法学専攻
ページ範囲:P.560 - P.560
文献購入ページに移動対象と方法:1999~2002年に1,287人を対象にランダムトライアルによる確率論的費用効用分析を行った.調査は英国で理学療法を実施している181の開業医と63のコミュニティで行った.調査項目は主に理学療法の治療費,質調整生存年(QALYs),月平均QALYである.また,費用効用分析にて増分QALY比(新規治療の費用―従来治療の費用/新規治療の効果―従来治療の効果)を求め概算要求額を算出し,感度分析にて個人開業者の年間治療概算費用を算出した.健康水準はEQ-5Dにて評価した.BCは管理指導とガイドブックを提供し,身体的介入は行わなかった.Exはクラス別に,SMは腰痛治療のパッケージプログラムをそれぞれ12週間行った.混合治療はSMとExを6週間実施した.BCは3つの治療法すべてにプラスして行われた.
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