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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル39巻7号

2005年07月発行

文献概要

特集 介護予防動向―理学療法士はどうかかわるのか

高齢者の介護予防・リハビリテーションの動向―理学療法士に期待される役割

著者: 久富ひろみ1

所属機関: 1多摩市役所健康福祉部高齢福祉課

ページ範囲:P.571 - P.579

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はじめに

 2000年に介護保険制度がスタートし5年が経過する中で,近年,「介護予防」や「2015年」「新予防給付」といった言葉をよく耳にするようになった.超高齢社会の到来(図1)は免れられない事実であり,介護の社会化はなされたものの4人に1人が高齢者となる時代にこの制度を継続していくためには,効率的な運用が必須である.

 特に介護予防は,大きなテーマとして取り上げられることが多くなっている.しかし,この介護予防の考え方は最近になって言われ始めたのではない.本稿では,介護予防の考え方がどのような経過の中で今に至っているのか,また,どのような動向があり,そこで理学療法士はどのような役割を果たせるのかを検討していきたい.

参考文献

1)厚生省老人保健福祉局老人保健課:新寝たきり老人ゼロ作戦関係通知集,日本法令,1998
2)大田仁史:介護予防,荘道社,2000
3)竹内孝仁:別冊「総合ケア」介護予防,医歯薬出版2002
4)高齢者介護研究会:2015年の高齢者介護~高齢者の尊厳を支えるケアの確立に向けて~,2003
5)高齢者リハビリテーション研究会:高齢者リハビリテーションのあるべき方向,2004
6)鈴木隆雄・大渕修一:介護予防完全マニュアル,財団法人東京都高齢者研究・福祉振興財団,2003
7)厚生労働省老健局:全国高齢者保健福祉・介護保険関係主管課長会議資料

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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