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文献概要
特集 脳卒中の理学療法を再考する
脳卒中治療ガイドラインと理学療法
著者: 内山靖1
所属機関: 1群馬大学医学部保健学科
ページ範囲:P.693 - P.698
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1.全体の概要
「脳卒中治療ガイドライン2004」1)は,日本脳卒中学会,日本脳神経外科学会(日本脳卒中の外科学会),日本神経学会,日本神経治療学会,日本リハビリテーション医学会の5学会と,厚生労働省の脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血の3研究班から組織された,脳卒中合同ガイドライン委員会が2003年5月に取りまとめた暫定版に,追加・訂正作業が加えられたものである.
内容は,大きく5つからなり,「Ⅰ.脳卒中一般」「Ⅱ.脳梗塞」「Ⅲ.脳出血」「Ⅳ.クモ膜下出血」「Ⅴ.リハビリテーション」で構成されている.なお,脳卒中一般とは,すべての脳卒中に全般的に当てはまる事項,あるいは病型確定以前の超急性期管理などを指している.リハビリテーションは,当初,各病型別の内容が考えられていたが,病型で共通の内容が多く,また,病型ごとの特徴を明確にすることは必ずしも容易ではないことなどから独立した領域となっている.
1.全体の概要
「脳卒中治療ガイドライン2004」1)は,日本脳卒中学会,日本脳神経外科学会(日本脳卒中の外科学会),日本神経学会,日本神経治療学会,日本リハビリテーション医学会の5学会と,厚生労働省の脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血の3研究班から組織された,脳卒中合同ガイドライン委員会が2003年5月に取りまとめた暫定版に,追加・訂正作業が加えられたものである.
内容は,大きく5つからなり,「Ⅰ.脳卒中一般」「Ⅱ.脳梗塞」「Ⅲ.脳出血」「Ⅳ.クモ膜下出血」「Ⅴ.リハビリテーション」で構成されている.なお,脳卒中一般とは,すべての脳卒中に全般的に当てはまる事項,あるいは病型確定以前の超急性期管理などを指している.リハビリテーションは,当初,各病型別の内容が考えられていたが,病型で共通の内容が多く,また,病型ごとの特徴を明確にすることは必ずしも容易ではないことなどから独立した領域となっている.
参考文献
1)脳卒中合同ガイドライン委員会:脳卒中治療ガイドライン2004,協和企画,2004
2)中山健夫:EBMを用いた診療ガイドライン作成・活用ガイド,金原出版株式会社,2004
3)Field MJ, et al:Clinical Practice Guidelines:Directions for a New Program, National Academy Press, 1990
4)Last J:A Dictionary of Epidemiology(4▲th▲edition), Oxford University Press, 2000
5)McFadden ER, et al:Protocol therapy for acute asthma, therapeutic benefits and cost saving. Am J Med 99:651-661, 1995
6)Koyama H, et al:A review of research on the clinical effectiveness of therapeutic practice guidelines, 1991-2000:the need for standardization of reporting style. Gen Med 1:1-7, 2002
7)Cabana MD, et al:Why don't physicians follow clinical practice guidelines?A framework for improvement. JAMA282:1458-1465, 1999
8)Shekelle PG, et al:Validity of the agency for healthcare research and quality clinical practice guidelines:how quickly do guidelines become outdated?JAMA286:1461-1467, 2001
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