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文献抄録
COPD患者における連続運動と断続運動の反応
著者: 佐竹將宏1
所属機関: 1秋田大学医学部保健学科理学療法学専攻
ページ範囲:P.740 - P.740
文献購入ページに移動目的:慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者において,連続的な運動(CE)直後の生理学的な反応は十分に証明されている一方で,断続的な運動(IE)に対する反応を検証した研究は今までにない.本研究の目的は,中等度のCOPD患者に対して同じ負荷量でCEとIEを行い,生理学的な反応を比較することである.
方法:対象は,中等度のCOPD患者10名(男性5名,女性5名,予測値に対する1秒量が52±15%)で,CEとIEの2つの運動を自転車エルゴメータにて別々の日に行った.IEは1分ごとに運動と休憩を繰り返した.運動負荷量は,ともに自転車エルゴメータによる漸増運動負荷テストで到達した最高パワーの70%とし,両テストとも耐久力の限度まで行った.運動中の呼気ガス分析は1呼吸ごとに記録され,30秒ごとに平均化された.心電図は12誘導で記録し,血漿乳酸濃度はカニューレを通して測定した.自覚的な呼吸困難感はビジュアルアナログスケールで記録した.
方法:対象は,中等度のCOPD患者10名(男性5名,女性5名,予測値に対する1秒量が52±15%)で,CEとIEの2つの運動を自転車エルゴメータにて別々の日に行った.IEは1分ごとに運動と休憩を繰り返した.運動負荷量は,ともに自転車エルゴメータによる漸増運動負荷テストで到達した最高パワーの70%とし,両テストとも耐久力の限度まで行った.運動中の呼気ガス分析は1呼吸ごとに記録され,30秒ごとに平均化された.心電図は12誘導で記録し,血漿乳酸濃度はカニューレを通して測定した.自覚的な呼吸困難感はビジュアルアナログスケールで記録した.
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