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文献抄録
肺移植後患者における人生の質と運動能力
著者: 佐々木誠1
所属機関: 1秋田大学医学部保健学科理学療法学専攻
ページ範囲:P.834 - P.834
文献購入ページに移動背景:肺移植後患者の人生の質(以下,QOL)は,一般の人と同様であると報告されている.しかし,先行研究では運動能力が正常値の30~40%に減少していることが明らかにされている.本研究の目的は,肺移植後患者においてQOLがよいとする自己報告と運動能力の減少との解離について検討し,説明し得る関連を明らかにし,その結果を対照群と比較することである.
方法:両側肺移植後208±67日経過した患者(以下,LTX群)27名(男性16名,女性11名;年齢46±10歳,BMI 24±3kg/m2,FEV1%75±27%)と対照群30名(男性17名,女性13名;年齢47±15歳,BMI 26±4kg/m2,FEV1%103±15%)を対象に,心肺運動負荷試験を実施した.また,ドイツの標準化された「慢性疾患のためのQOLプロフィール」自己段階づけ質問票を聴取した.
方法:両側肺移植後208±67日経過した患者(以下,LTX群)27名(男性16名,女性11名;年齢46±10歳,BMI 24±3kg/m2,FEV1%75±27%)と対照群30名(男性17名,女性13名;年齢47±15歳,BMI 26±4kg/m2,FEV1%103±15%)を対象に,心肺運動負荷試験を実施した.また,ドイツの標準化された「慢性疾患のためのQOLプロフィール」自己段階づけ質問票を聴取した.
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