文献詳細
1ページ講座 理学療法関連用語~正しい意味がわかりますか?
文献概要
新生児の成熟度評価は1970年からはじまり,その後,Prechtl,Saint-Anne dargassies,Brazeltonなどの新生児の神経学的・行動学的評価の影響を受け,DubowitzはThe neurological assessment of the preterm and full-term newborn infantを作成した.
この評価は①特定の専門知識がないスタッフでも容易に行え,単純で,客観的なシステムである,②満期産児と同様に早産児にも適用できる,③記録を含めて10~15分で効率よく行えること,を目的に作成されている.自律神経系の安定していない早期の段階では過剰なストレスを与える危険性があるため,児が満期に達した児期に使用されることが多く,特徴としてはBrazeltonによる行動評価の一部である光と音に対する慣れ現象が組み込まれている.
この評価は①特定の専門知識がないスタッフでも容易に行え,単純で,客観的なシステムである,②満期産児と同様に早産児にも適用できる,③記録を含めて10~15分で効率よく行えること,を目的に作成されている.自律神経系の安定していない早期の段階では過剰なストレスを与える危険性があるため,児が満期に達した児期に使用されることが多く,特徴としてはBrazeltonによる行動評価の一部である光と音に対する慣れ現象が組み込まれている.
参考文献
1)Dubowitz L, Dubowitz V:The neurological assessment of the preterm and full-term newborn infant. Clinics in Developmental Medicine, No. 79:Spastics International Medical Publications/William Heinemann Medical Books, London, 1981
2)Dubowitz L, et al:The neurological assessment of the preterm and full-term newborn infant. 2nd ed. Clinics in Develo-pmental Medicine, No. 148:MacKeith Press, London, 1999
掲載誌情報