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特集 理学療法の展望2006 第Ⅱ部 理学療法の発展と課題
NICUにおける理学療法の発展と課題
著者: 細田里南1
所属機関: 1高知大学医学部附属病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.1192 - P.1193
文献購入ページに移動 わが国の新生児医療の進歩として,新生児死亡率の低下・周産期医療への波及・超低出生体重児生存率の向上・後遺症発生率の減少などが挙げられる1).これに伴い,理学療法士のNICU への進出が増加している.対象としては,障害児に限らず,早産や低体重で出生された児への介入も少なくない.本稿では,NICUにおける理学療法領域の現状と発展に加え,今後期待される課題について述べる.
参考文献
1) 高橋尚人:未熟児医療の進歩と展望.産科と婦人科 3:341-347,2001
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4) 中野尚子,他:理学療法におけるEBM の実践技術を学ぶ―小児疾患―.理学療法学 30:473-477,2003
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