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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル40巻2号

2006年02月発行

文献概要

入門講座 家屋改造のポイント 2

トイレ,浴室,居室の家屋改造のポイント

著者: 山崎哲司1

所属機関: 1横浜市総合リハビリテーションセンター

ページ範囲:P.139 - P.144

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はじめに

 家屋改造は「本人の自立度向上」や「介護者負担の軽減」など,生活目標に合わせて実施される1つの手段であり,機能回復を目的とした練習や人的援助などを包含して考えていかなければならない.そのためには,家屋環境のみならず,本人の身体機能や介護者能力といった生活全体の評価に基づき,改造プランを進めていくことが重要である.改造プランの中でもトイレや浴室は狭いスペースの中で介助を行う必要があったり,濡れて滑りやすいなどの問題があり,特に要件が高い場所である1,2).本稿では,トイレ,浴室に加えて本人の生活の拠点である居室の家屋改造のポイントについて述べる.

参考文献

1)藤井 智:身体障害者に対する住宅改造助成制度の活用.PTジャーナル29:700-707,1995
2)藤井 智:在宅ケア促進のための住宅改善 評価訪問チームによる家屋改造.住サイエンス17:66-71,1991
3)藤井 智:環境調整と理学療法.黒川幸雄・他(編):高齢者の理学療法,pp166-171,三輪書店,2002
4)藤井 智:障害者に対する物理環境と適応.内山 靖(編):環境と理学療法,pp338-350,医歯薬出版,2004
5)藤井 智,他:トイレ関連福祉機器の適用基準.PTジャーナル34:483-491,2000
6)藤井 智:高齢者・障害者の心身特性と環境整備のポイント.大野隆司(編):福祉住環境,pp35-83,市ヶ谷出版社,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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