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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル40巻3号

2006年03月発行

文献概要

特集 腰部・下肢関節疾患の理学療法―姿勢・動作の臨床的視点

足部・足関節障害に対する姿勢・動作の臨床的視点と理学療法

著者: 中江徳彦1 小柳磨毅2 田中則子3 岡田亜美4 中島充子5 伊佐地弘基5

所属機関: 1豊中渡辺病院 リハビリテーション科 2四條畷学園大学 リハビリテーション学部 3大阪府立大学 総合リハビリテーション学部 4八戸の里病院 リハビリテーション科 5東豊中渡辺病院 リハビリテーション科

ページ範囲:P.205 - P.210

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はじめに

 足部は多数の知覚終末を有する抗重力姿勢の支持基底面であり,足関節とともに運動連鎖の起点として姿勢制御に重要な役割を果たしている.このため足部・足関節障害に対する理学療法の評価と治療は,障害部位の局所にとどまらず,下肢から体幹へと全身的なアプローチが必要となる.本稿では足部・足関節障害に対する理学療法を,姿勢と動作に関連した臨床的視点から述べる.

参考文献

1)中島充子,他:足底支持条件の違いが立ち上がり動作に及ぼす影響.第45回近畿理学療法学術集会誌(印刷中),2005
2)伊佐地弘基,他:足位の違いが片脚立位に及ぼす影響.第45回近畿理学療法学術集会誌(印刷中),2005
3)入谷 誠:足部・足関節.山嵜 勉(編):整形外科理学療法の理論と技術,pp36-61,メジカルビュー社,1997
4)田中則子,他:足部のアライメントと柔軟性が立位足圧中心移動に及ぼす影響.体力科学52:812,2003
5)田中則子,他:足部のアライメントが前方への重心移動に及ぼす影響.理学療法学31(suppl):29,2004
6)岡田亜美,他:テーピングによる後足部の誘導が下肢アライメントと足圧中心に及ぼす影響.近畿理学療法学術集会誌34:7-8,2004
7)入谷 誠,他:足部内,外反が下肢アライメントに及ぼす影響.理学療法学16:323-330,1989
8)田中則子,他:足底面の傾斜がサイドランジの運動特性に及ぼす影響.理学療法学32(suppl):515,2005
9)淵岡 聡,他:足底面の形状がサイドランジの運動特性に及ぼす影響.理学療法学32(suppl):527,2005
10)石橋充次,他:足趾圧迫力ならびに足趾把持力が立位前傾課題時の足圧中心移動に及ぼす影響.近畿理学療法学術集会誌34:61,2004
11)Seibel MO,入谷 誠(訳):歩行周期の大要,フットファンクション,pp45-52.ダイナゲイト,1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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