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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル40巻5号

2006年05月発行

文献概要

1ページ講座 理学療法関連用語~正しい意味がわかりますか?

脳の可塑性

著者: 松田史代1

所属機関: 1鹿児島大学大学院保健学研究科

ページ範囲:P.381 - P.381

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 脳は与えられた環境に対して柔軟に適応することができる.このことを「脳の可塑性」という.

 脳の可塑性という言葉は,ノルウェーの神経解剖学者のAlf Brodaが脳梗塞になった体験から,1973年に提唱した概念である.20世紀初頭にRamon y Cajalが,一度損傷を受けた成体哺乳類の中枢神経において神経軸索の実質的な再生は起こりえないと報告し,以後,中枢神経は再生しないと理解されてきた.

参考文献

1)Ding Y, et al:Motor balance and coordination training enhances functional outcome in rat with transient middle cerebral artery occlusion. Neurosci 123:667-674, 2004
2)Schabitz WR, et al:Effect of brain-derived neurotrophic factor treatment and forced arm use on functional motor recovery after small cortical ischemia. Stroke 35:992-997, 2004
3)Tillerson JL, et al:Forced limb-use effects on the behavioral and neurochemical effects of 6-hydroxydopamine. J Neurosci 21:4427-4435, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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