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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル40巻5号

2006年05月発行

文献概要

入門講座 診療記録の書き方・2

チーム医療における診療記録の書き方と活用法

著者: 栁澤正1

所属機関: 1公立七日市病院 リハビリテーション科

ページ範囲:P.385 - P.389

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はじめに

 リハビリテーション医療はチーム医療であり,多職種によるチームアプローチが行われている.チームアプローチではメンバー全員の情報の共有化とそれに基づく意志の統一が必要となり,メンバー間の良好なコミュニケーションの維持が成功の要となる.チーム医療の中で診療記録は情報の伝達,共有化に重要な役割を担っている.一般に診療記録は各種のチャートや検査データまで含んだものを言うが,本稿では特に日々の経過記録を中心に述べていく.なお,本稿は平成18年3月(旧体系)時点での診療報酬に基づいて記載している.

参考文献

1)日本理学療法士協会:理学療法診療記録ガイドライン,p22,日本理学療法士協会,2003
2)社会保険研究所:社会保険・老人保健診療報酬医科点数表の解釈,p330,社会保険研究所,2004
3)社会保険研究所:社会保険・老人保健診療報酬医科点数表の解釈,pp334-335,社会保険研究所,2004
4)千野直一,他(編):脳卒中患者の機能評価SIASとFIMの実際,p76,シュプリンガー・フェアラーク東京株式会社,2004
5)社会保険研究所:社会保険・老人保健診療報酬医科点数表の解釈,p1059,社会保険研究所,2004
6)大川弥生:回復期リハビリテーション病棟のあり方.PTジャーナル35:167-178,2001
7)岡野文雄:生活機能向上のためのリハビリテーション.PTジャーナル38:523-528,2004
8)金谷さとみ:地域における生活機能向上のための理学療法.PTジャーナル38:529-535,2004
9)河島英夫,他:チームアプローチにおける意思伝達手段としての理学療法診療記録.理学療法19:1098-1103,2002
10)北岡 保:看護,介護の関わりを介助から訓練レベルに.全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会機関紙2:3,2003
11)酒巻哲夫,他(編):診療録の記載の仕方とプレゼンテーションのコツ,メジカルビュー社,2005
12)佐分稲子,他:病棟生活そのものがリハという自覚を促す働きかけを.全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会機関紙2:9-11,2003
13)三宮克彦:1日を通じ全スタッフがADLへの関わり方の統一を.全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会機関紙2:12-14,2003
14)全日本病院協会医療の質向上委員会編:標準的診療記録作成・管理の手引き,じほう,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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