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入門講座 診療記録の書き方・2
チーム医療における診療記録の書き方と活用法
著者: 栁澤正1
所属機関: 1公立七日市病院 リハビリテーション科
ページ範囲:P.385 - P.389
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リハビリテーション医療はチーム医療であり,多職種によるチームアプローチが行われている.チームアプローチではメンバー全員の情報の共有化とそれに基づく意志の統一が必要となり,メンバー間の良好なコミュニケーションの維持が成功の要となる.チーム医療の中で診療記録は情報の伝達,共有化に重要な役割を担っている.一般に診療記録は各種のチャートや検査データまで含んだものを言うが,本稿では特に日々の経過記録を中心に述べていく.なお,本稿は平成18年3月(旧体系)時点での診療報酬に基づいて記載している.
リハビリテーション医療はチーム医療であり,多職種によるチームアプローチが行われている.チームアプローチではメンバー全員の情報の共有化とそれに基づく意志の統一が必要となり,メンバー間の良好なコミュニケーションの維持が成功の要となる.チーム医療の中で診療記録は情報の伝達,共有化に重要な役割を担っている.一般に診療記録は各種のチャートや検査データまで含んだものを言うが,本稿では特に日々の経過記録を中心に述べていく.なお,本稿は平成18年3月(旧体系)時点での診療報酬に基づいて記載している.
参考文献
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2)社会保険研究所:社会保険・老人保健診療報酬医科点数表の解釈,p330,社会保険研究所,2004
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5)社会保険研究所:社会保険・老人保健診療報酬医科点数表の解釈,p1059,社会保険研究所,2004
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