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立位可能な時間の測定:大腿骨頸部骨折後の立位時間の測定および地域在住高齢者との比較
著者: 武井圭一1
所属機関: 1健康科学大学健康科学部理学療法学科
ページ範囲:P.496 - P.496
文献購入ページに移動 目的:大腿骨頸部骨折者は長時間の立位保持が困難になるという多くの報告があり,その中で立位時間の測定には質問紙法や観察的手法が用いられてきた.本研究の目的は,立位時間測定装置を用いて大腿骨頸部骨折者と地域在住高齢者の立位時間を比較すること,および退院後の立位時間の変化を検討することである.
方法:対象は大腿骨頸部骨折者13名,対照群は地域在住高齢者13名を設定した.測定項目は立位時間(Uptimer:Gorman ProMed Pty Ltd., Victoria, Australia),活動量(the human activity profile),精神状態(the Philadelphia Geriatric Center positive and negative affect scale),移動能力(functional ambulation classification),10m歩行速度,耐久性,疼痛(VAS),ADL(FIM)とし,退院1週間前(T1),退院前日(T2),退院1週間後(T3)の3回測定した.なお,対照群はT3と同時期に疼痛を除いた項目を測定した.分析には,Mann-Whitney検定を用いて2群間の比較を行い,フリードマン検定を用いて各測定期間における立位時間を比較した.有意水準は1%とした.
方法:対象は大腿骨頸部骨折者13名,対照群は地域在住高齢者13名を設定した.測定項目は立位時間(Uptimer:Gorman ProMed Pty Ltd., Victoria, Australia),活動量(the human activity profile),精神状態(the Philadelphia Geriatric Center positive and negative affect scale),移動能力(functional ambulation classification),10m歩行速度,耐久性,疼痛(VAS),ADL(FIM)とし,退院1週間前(T1),退院前日(T2),退院1週間後(T3)の3回測定した.なお,対照群はT3と同時期に疼痛を除いた項目を測定した.分析には,Mann-Whitney検定を用いて2群間の比較を行い,フリードマン検定を用いて各測定期間における立位時間を比較した.有意水準は1%とした.
参考文献
Bernhardt J,et al:Stand up and be counted:measuring time spent upright after hip fracture and comparison with community dwelling older people. Physiotherapy 91:215-222, 2005
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