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特集 理学療法と連携
急性期病院からみたリハビリテーション連携の現状と課題
著者: 内田奈々1 河波恭弘1
所属機関: 1済生会熊本病院リハビリテーションセンター
ページ範囲:P.721 - P.726
文献購入ページに移動はじめに
医療制度が刻々と変化する中,その方向性は地域の医療機能の分化・連携の推進に向けられ,それに伴い地域医療連携の強化がより一層重要視されるようになっている1).当院が所在する熊本県においては,専門高度化した各医療機関が連携し,地域で医療を完結する「地域完結型医療体制」が整備されている(図1).①かかりつけ医,②急性期病院,③リハビリテーション専門病院,④維持期のリハビリテーション・ケアを行う療養型病院や老人保健施設などの機能分化された医療機関2)のうち,当院は②急性期病院の役割を果たしている.本稿では,当院が現在取り組んでいるリハビリテーション連携の実際を紹介し,今後の方向性も併せて述べる.
医療制度が刻々と変化する中,その方向性は地域の医療機能の分化・連携の推進に向けられ,それに伴い地域医療連携の強化がより一層重要視されるようになっている1).当院が所在する熊本県においては,専門高度化した各医療機関が連携し,地域で医療を完結する「地域完結型医療体制」が整備されている(図1).①かかりつけ医,②急性期病院,③リハビリテーション専門病院,④維持期のリハビリテーション・ケアを行う療養型病院や老人保健施設などの機能分化された医療機関2)のうち,当院は②急性期病院の役割を果たしている.本稿では,当院が現在取り組んでいるリハビリテーション連携の実際を紹介し,今後の方向性も併せて述べる.
参考文献
1)古橋美智子,他:在宅への移行を促す医療制度改革の方向性.訪問介護と介護12:1008-1016,2005
2)橋本洋一郎,他:脳卒中診療システム.医学のあゆみ212:643-651,2005
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