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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル40巻9号

2006年09月発行

文献概要

特集 理学療法と連携

介護老人保健施設からみたリハビリテーション連携の現状と課題

著者: 小笠原正12

所属機関: 1医療法人近森会在宅総合ケアセンター近森 2介護老人保健施設いごっぱち

ページ範囲:P.737 - P.741

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はじめに

 介護老人保健施設は,昭和61年の老人保健法の改正により在宅と医療機関とを結ぶ中間施設として,「疾病,負傷等により寝たきりの状態にある老人又はこれに準じる状態にある老人に対し,看護,医療的管理の下における介護および機能訓練その他の必要な医療を行うとともに,その日常生活上の世話を行う」ことを目的に創設された.またその役割として,急性期や回復期のステージと連携し,自立支援,在宅復帰の促進が求められているが,期待される役割を十分に果たしているとはいいがたい現状もある.

 本稿ではこれらの内容も含め,介護老人保健施設の役割,リハビリテーション(以下,リハ)の流れにおける連携の現状,課題について述べるとともに,今後の介護老人保健施設のあり方について考察する.

参考文献

1)全国老人保健施設協会:介護老人保健施設職員ハンドブック,pp2-6,厚生科学研究所,2005
2)平成15年度介護サービス施設事業所調査資料
3)石川 誠:これからのリハビリテーションのあり方,pp8-13,青海社,2004
4)高齢者リハビリテーション研究会:高齢者リハビリテーションのあるべき方向,pp54-55,社会保険研究所,2004
5)小笠原 正:急性期リハビリテーションにおける理学療法.公衆衛生62:163-166,1998
6)小笠原 正:回復期における理学療法,理学療法MOOK10,pp115-121,三輪書店,2002
7)小笠原 正:在宅維持期におけるADLへのかかわり.総合ケア14(12):80-83,2004
8)小笠原 正:在宅における維持期リハビリテーション,高齢者ケアとリハビリテーション,pp223-231,厚生科学研究所,2000
9)栗原正紀:これからのリハビリテーション考.総合ケア.14(4):90-95,2004
10)社会保障審議会介護給付費分科会資料.2005(1月26日)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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