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雑誌目次

雑誌文献

理学療法ジャーナル41巻1号

2007年01月発行

雑誌目次

特集 高齢者の運動療法の効果と限界

EOI(essences of the issue)

ページ範囲:P.3 - P.3

 「運動」を1つの治療手段として用いる理学療法士にとって,運動が身体に与える影響についての正しい理解は必要不可欠です.運動療法は予後関連指標のほとんどすべてを改善し,健康増進や生活習慣病の予防のみならず,各方面で1つの治療法として確立されつつあります.最近では高齢者に対しても筋力トレーニングなどの運動療法の試みが多くなされていますが,高齢者ゆえの運動療法の効果と限界を知らずして,効果的な運動療法を実施することはできません.本特集では,運動療法の対象を高齢者に限定し,運動療法が各種機能に与える影響(効果)と限界をご解説いただきました.

高齢者の身体機能低下と運動療法の可能性

著者: 佐藤祐造

ページ範囲:P.5 - P.11

はじめに

 加齢に伴い,インスリン作用が低下し,インスリン抵抗性が出現すると,糖・脂質代謝異常を招き,糖尿病,高血圧症,高脂血症および脳卒中,心筋梗塞などの動脈硬化性疾患に罹患する頻度が増大することはよく知られている.近年の家庭や職場におけるオートメーション(OA)化,コンピュータ化,車の普及などいわゆる文明化された日常生活においては,身体活動が減少(sedentary life)し,グルメ志向により欧風化された食生活(動物性高脂肪食,高蛋白食)と相まって,このような傾向をさらに強めている1)

 事実,現在わが国では,高血圧患者は約3,300万人,糖尿病患者は約740万人(予備軍を合わせれば,1,620万人)と推定され,いずれも急激に増加している.

 運動不足は筋肉におけるインスリン抵抗性を招き,糖・脂質代謝異常を来すが,加齢由来のインスリン抵抗性はこのような病態をより増悪させる.インスリン抵抗性は代償性高インスリン血症をもたらし,2型糖尿病,高血圧,高脂血症,動脈硬化を引き起こし,「シンドロームX」,「マルチプルリスクファクター症候群」,「死の四重奏」,「インスリン抵抗性症候群」,「内臓脂肪症候群」,「メタボリックシンドローム」などと呼称される病態を増加させている1).1996年に厚生省(当時)は,これらの病態は食生活,運動など生活習慣の歪みが大きく関係しているとして,従来の「成人病」に代えて「生活習慣病(life-style related diseases)」の概念を導入した2)

 また,身体活動・運動や栄養・食生活など生活習慣の改善によって,糖尿病,循環器病(高血圧,冠動脈疾患,脳卒中)などの「生活習慣病」の発症予防や健康寿命の延伸を目指した「健康日本21」が2000年に策定された.その法的基盤整備として2002年には「健康増進法」が制定され,2003年5月に施行された3,4).2005年には「健康日本21」の中間評価が行われ,さらに,2006年7月には「健康づくりのための運動指針2006~生活習慣病予防のために」が公表された.

高齢者の骨格筋機能と運動療法

著者: 山崎俊明

ページ範囲:P.13 - P.23

はじめに

 ヒトの身体諸機能が高齢化とともに低下することは,生物学的に避けがたい現象とされている.しかし,その進行状況に個人差があることも確かな事実である.影響因子としては種々想定されるが,本稿では高齢者の骨格筋について,その機能と形態の変化,および運動療法による筋機能改善効果と限界について述べる.なお,英語文献で「aging(エイジング)」と表現される単語の日本語訳には,「加齢」と「老化」がある.「加齢」は時間の経過,つまり年齢を増すことを意味し,出生から始まる.「老化」は加齢に伴う成熟期以降の心身機能低下を意味する1)と解釈し,本稿で扱う内容では「老化」が適切と考え,以降で使用する.

 近年,米国で高齢者の筋萎縮を説明する「sarcopenia(サルコペニア)」という概念が提唱された2).語源はギリシア語のsarx(flesh;肉)とpenia(loss;損失)であり,高齢者における筋量の減少と筋力低下を意味する3).廃用性(disuse)筋萎縮は,サルコペニアの一因と考えられるが,廃用性では可逆的要素を含むことから,理学療法の臨床場面では,両者を区別した対応が必要とされる.ところが,老化による身体機能低下が活動量減少をもたらし,結果的に廃用性筋萎縮を惹起し,さらに老化スピードを増すという悪循環も考えられ,厳密な因果関係の判別は困難である.また,老化による身体活動レベルの減少は定説ではあるが,ヒトでは個人差も大きく直接的エビデンスがなく,客観的測定による確認が必要とされている4).老化による骨格筋機能の低下は避けがたい現象であるが,そのスピードは抑制できる可能性が示唆されている1).また,廃用性筋萎縮の部分を少なくすることの効用も推測される(図1).私見であるが,正常筋機能を向上する方法(スポーツ目的など)と,老化や廃用過程進行中の筋機能改善方法は別に考える必要がある.つまり筋の状態が異なれば応答メカニズムも違い,当然介入方法も工夫しなければならない.いずれにせよ,老化による骨格筋の変化およびそのメカニズムを理解することは,理学療法による介入を考慮する上で重要であると考えられる.

 老化に関する研究は進んでいるが,固体差や寿命の関係からモデル動物を扱った研究が多い.ヒトに関する研究では,個人差が大きいことや人種差が考えられ,しかも骨格筋の一部しか扱っていない現実がある.特に,ヒトの組織学的分析で使われる生検法では,限られた骨格筋の情報しか得られない.以上の事情を考慮し,特定の疾患を想定せずなるべくヒトに関するデータを示すよう努めたが,一部ラットなどの哺乳類のデータを使用したことをお許しいただきたい.

高齢者の平衡機能と運動療法

著者: 山田拓実

ページ範囲:P.25 - P.33

はじめに

 加齢により体力の各要素は衰えるが,その中でも平衡機能の低下は著しい.高齢者は平衡機能の低下に加え,筋力および外乱刺激に対する応答性の低下により,容易に転倒しやすい傾向がある.高齢者の転倒の危険性は筋力低下では4.9倍に,バランス障害では3.2倍に上昇することが報告されている1).高齢者の転倒予防の取り組みは国内外で積極的に実施されており,筋力トレーニングを含む複合的運動およびバランス能力向上が最も有効とされている.本稿では高齢者のバランス能力の加齢変化と運動療法,その効果と限界について論述する.

高齢者の循環・代謝機能と運動療法

著者: 井澤和大 ,   笠原酉介 ,   渡辺敏 ,   岡浩一朗

ページ範囲:P.35 - P.45

はじめに

 高齢化社会を迎えた現代社会においては,多くの高齢者は何らかの合併症を呈する.また,肥満,インスリン抵抗性,高血圧,高脂血症などは,本邦における虚血性心疾患に代表される循環器疾患発症の主要因とされ,これらは相互に関連する1~3)

 表1は,当院での2005年度(2004年4月~2005年3月)の循環器疾患患者における年齢,歩行距離,入院期間を示している.大動脈瘤・大動脈解離などの大血管疾患症例および心不全症例は,急性心筋梗塞症例や冠動脈バイパス術・弁置換術後などの心臓外科術後症例に比べ,平均年齢は高く,連続歩行到達距離は短く,入院期間は長期間にわたる傾向にある.また,当院での調査では循環器疾患患者の約30%以上に2型糖尿病に代表される代謝性疾患の合併を認め,その合併率も近年増加傾向にある1~3)

 一方,老化や健康は,遺伝子的要因や栄養,環境そして運動といった外的刺激の影響を受けることから,同じ年齢であっても老化や健康の度合いには個人差が生じる4).また,食事療法および運動療法を用いた生活習慣の改善により,活力年齢が若年齢化するとの報告5)も散見される.高齢者の生活機能は,体力により規定される部分が大きいが,健康で自立した生活を送るには,体力の維持は欠かせない6,7).そのため“運動の習慣化”は身体活動量を高く維持するためにも重要と考えられる.

 本稿では,高齢者の循環・代謝機能と運動療法について,(1)加齢による循環・代謝機能の変化,(2)運動療法の効果と限界,(3)運動の習慣化に対する行動科学的アプローチの3つの視点に大別し概説する.

高齢者の認知機能と運動療法

著者: 大谷道明 ,   岡村仁

ページ範囲:P.47 - P.52

はじめに

 高齢化が急速に進む中,わが国の認知症高齢者の数は現在の約130万人から,30年後には300万人を超すと推測されている1).認知症は脳器質性疾患による症候群で,注意,記憶,思考,理解,判断,計算などの認知機能が低下していく状態であり2),精神症状や問題行動,日常生活活動レベルの低下など,社会的にも重大な問題として認識されている3).こうした状況の中で,認知症高齢者に対するリハビリテーションはいまだ試行錯誤の段階であり,その確立が急務といえる4)

 なかでも理学療法においては,身体能力に対する運動療法を主体としているため,精神症状を有する認知症高齢者に対して特化したアプローチはいまだ皆無といえる5).しかし諸家の報告で6~12),身体活動は認知機能に影響を及ぼし,また運動トレーニングは直接的な神経生理学的刺激効果を有することが知られていることから,理学療法が認知症の中核症状である認知障害を,予防または改善する可能性があると考えられている.

 本稿では,まず加齢による認知機能低下のメカニズムについて述べる.次いで,認知機能の維持・改善に対する運動療法に関するこれまでの報告をレビューし,最後に筆者らが構築した認知機能障害に対する運動システムの概要を紹介したい.

とびら

山の掟の教えから

著者: 白幡淳

ページ範囲:P.1 - P.1

 私の住む庄内平野からは,勇壮に聳え立つ鳥海山を眺めることができる.標高は2,236mで,チョウカイフスマなどの高山植物が生育し,登山者にも人気がある.親子行事で鳥海登山を行った時のことである.その日は快晴.生徒と父兄合わせて約90名は順調な登山を続けた.青く輝く日本海が美しく,真夏の太陽に解ける雪渓を歩く音が静けさにこだまして幻想的だった.

 私は最後尾を,妻は看護師として中列を任された.アクシデントは下山中に起きた.かけつけてみると,1人の父兄が両下肢痙攣のため急斜面で立ち往生していた.大人4人で押し上げようとしても効果がなく,救護セットは指のテーピング用のものしか残っていなかった.生徒の安全を守るため隊列は進行させた.斜面を背に,「帰りたい」と呟く父兄を支えながら,2人の足元から音もなく落ちていく小石が印象的だった.ふと,隊列ごとに数本のタオルを持っていくように指示したことを思い出した.タオルを引き裂いて両大腿,下腿部の痛みと疲労部位を考えて適宜に巻いた.すると,急に動けるようになり,まるで蜘蛛のようにするすると斜面を這い上がることができた.

報告

在宅高齢者の身体機能向上と行動変容を促す体力づくりプログラムの検討―ホームエクササイズの継続を促すアプローチ

著者: 大澤諭樹彦 ,   籾山日出樹 ,   石川隆志 ,   津軽谷恵 ,   野呂佳子

ページ範囲:P.55 - P.59

はじめに

 在宅高齢者の身体機能向上のプログラムには,グループエクササイズとホームエクササイズが組み合わされることが多いが,グループエクササイズが中心的活動とされ,ホームエクササイズは副次的なものと捉えられる傾向が強い印象を受ける.しかしながら,37回にわたる1週間に1回のグループエクササイズを施行しても,ホームエクササイズが1週間に1回では下肢筋力の向上が図られなかったとする報告1)がある.さらに,ホームエクササイズのみで身体機能の向上が図られ,グループエクササイズを付加しても効果に差のないとする報告2)や,6か月間のセラバンドを用いた1週間に3回のホームエクササイズでも,78%の高い実施率が保たれれば下肢筋力が向上することが報告3)されている.これらの報告は,グループエクササイズのみならずホームエクササイズの実施率が,身体機能向上の要因になることを示すと同時に,高齢者の行動変容を伴う運動の習慣化によってホームエクササイズの実施率を高めるアプローチが重要なことを示している.

 そこで,本稿では今後の身体機能向上のプログラムに役立てていくために,われわれが行ったホームエクササイズの継続を促した体力づくりプログラムの内容と効果について検討したので報告する.

症例報告

脳卒中後,運動機能が良いにもかかわらず,階段を降りることができなかった1症例

著者: 佐藤文 ,   西村由香 ,   石橋晃仁 ,   吉尾雅春 ,   土田隆政

ページ範囲:P.61 - P.64

はじめに

 脳損傷後,立体視障害を呈した症例は,いくつか報告されている1~3)が,理学療法に関する報告はあまりみられない.今回,左出血性脳梗塞発症後,立体視障害に類似した症状を呈し,階段昇降可能な運動機能を十分に有しているのにもかかわらず,階段を降りられなかった症例を経験した.階段の蹴上げの高さを視覚的な手がかりとして利用した降段動作練習を実施し,降段動作を獲得できたので報告する.

1ページ講座 理学療法関連用語~正しい意味がわかりますか?

痙縮・痙性

著者: 菅原憲一

ページ範囲:P.65 - P.65

 痙縮は脳血管障害や脊髄損傷等の上位運動ニューロン障害によって生じる運動障害の1つである.


●痙縮の臨床像

 痙縮は筋トーヌスおよび相動性筋伸張反射(phasic stretch reflex)の病的亢進を主とする病態である.筋トーヌスとは安静時の筋の硬さ(stiffness),伸展性(extensibility),被動性(passivity)を安静時,姿勢時,起立時,動作時の各状態で観察するものである1).筋トーヌスの異常は低下と亢進に分けられ,亢進に分類されるのが痙縮(spasticity),固縮(rigidity),さらにその両者の性質をもつ強剛痙縮(rigidospasticity)となる.痙縮の特徴は「関節を他動的に動かすと筋が硬く,被動性が減弱している.さらに筋を受動的に急速に伸展する際,はじめに抵抗があるが,伸展に伴って急速に抵抗がなくなる(折りたたみナイフ現象)」というものであり,速度依存性に筋の抵抗および腱反射が亢進した状態をいう.固縮は可動中の速度に依存することなく一定の抵抗がある状態をいう.痙縮,固縮は同じ筋トーヌスの亢進であるが,各々の機序は異なる.

学校探検隊

「理学療法士である前に社会人である」を忘れない理学療法士の育成を目指して

著者: 遠藤敏裕 ,   半田健寿 ,   吉崎邦夫 ,   宇都宮雅博 ,   田邊素子 ,   黒岩千春 ,   小高千代 ,   鈴木園恵

ページ範囲:P.66 - P.67

「本校の紹介」

 本校は東北新幹線郡山駅から車で約10分の距離で,国道4号線と49号線が交わるところにある.2003年3月に,こおりやま東都学園 郡山健康科学専門学校として現在のメンバーで新しく出発した.本学科以外にも作業療法学科,介護福祉学科,柔道整復師学科があり「高度な知識,技術の伝達」を各学科の共通テーマとして日々学生と奮闘している.また姉妹校の東都国際ビジネス専門学校が近くにあり,医療事務学科,ウエルネストレーナー学科,トリマー学科などがある.

 本校では臨床も研究もできる理学療法士を教育するためには,まず教員が研究課題を持たなければならないという考えのもと,理学療法学科・作業療法学科の全教員が大学院で修士課程を終了し,さらに理学療法学科の教員は全員博士後期課程に進学した.

 本校の学生を一言で言えば「正直者」である.福島県郡山市は東北の南に位置し,東京から 300 km の距離にある.未だに東京へ行くことを怖がる学生が多いのが特徴といえば特徴であり,非常に純真である反面,染まりやすい危険性も併せ持っている.授業や普段の会話は,東北地方独特の「お国訛り」そのままであり,他県から来た教員や学生も,いつのまにかその方言に妙な安堵感を感じるようになっていた.

入門講座 画像のみかた・1【新連載】

X線撮影装置と胸部X線写真のみかた

著者: 熊谷英夫

ページ範囲:P.69 - P.75

主なX線撮影装置

 放射線を発生する装置や物質は,法律で管理が義務づけられており,設定された放射線管理区域内に置く義務がある.X線撮影装置は,病院の放射線科部門に置いてある.

 病院の放射線科部門にある装置としては,単純X線装置,透視装置,CT装置,超音波装置,MRI装置,核医学診断装置,血管造影装置などがある.

 この中で,超音波装置とMRI装置は放射線を使用しないが,画像検査なので大部分の病院では放射線科部門に置いてある.X線撮影装置を操作できるのは,医師(歯科医師)または放射線技師の資格を持つ者に限ると法律で定められている.

講座 理学療法士の卒前教育・1【新連載】

日本における理学療法士教育の歴史的変遷

著者: 乾公美

ページ範囲:P.77 - P.85

はじめに

 1963年(昭和38年),当時の東京都北多摩郡清瀬町にあった国立療養所東京病院に,日本初の理学療法士・作業療法士養成校としてリハビリテーション学院(以下,清瀬リハ)が創設された.以来44年,わが国の理学療法は,医療の高度化や少子高齢化社会の到来など社会情勢の変化と共に発展を続け,今日に至っている.日本理学療法士協会のホームページによると,2006年(平成18年)4月1日現在の全国の理学療法士養成校数は,学生募集停止校12校を含め208校,入学者定員は10,267名を数えている1).特にこの数年,大型化した新設校が激増している.本稿では,わが国における理学療法士養成の歴史と指定規則の変遷について述べる.

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文献抄録

ページ範囲:P.86 - P.87

編集後記

著者: 高橋哲也

ページ範囲:P.94 - P.94

 新年,明けましておめでとうございます.昨年は秋篠宮悠仁親王が誕生し,日本中が慶祝ムードとなる一方で,暗いニュースも少なくない1年でした.昨年4月には理学療法士にとっても大きな岐路となる診療報酬の改定がありました.このような時代だからこそ志を高く持ち,明るくポジティブに理学療法を実践していきたいものです.

 さて,介護保険制度が2000年に導入されて以来,様々な介護予防事業の取り組みが実践されています.高齢者に対して転倒予防や筋力トレーニングなど運動療法を行う場合は,骨格筋機能や平衡機能に及ぼす影響に加えて,身体全体に及ぼす効果と限界をしっかりと把握して実施していく必要があります.本特集では,高齢者に対する運動療法の効果とその限界について,科学的検証の結果を踏まえて具体的にご解説いただきました.佐藤論文では身体機能の低下についての詳細な解説に加えて,QOL向上や社会参加による生きがい形成など運動療法の可能性についても言及していただきました.山崎論文は,サルコペニアの概念や廃用性筋萎縮の違いに触れ,高齢者の骨格筋機能と運動療法を詳細に解説した力作です.山田論文ではバランス能力の評価や加齢による変化に触れ,自験例から得られたバランス練習の限界や考慮点についても紹介しています.井澤論文と大谷論文ではそれぞれ,循環・代謝と認知機能について高齢者に対する理学療法の新しい可能性を論じています.どの論文も日常臨床に必ず役に立つ保存版となるはずです.

基本情報

理学療法ジャーナル

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1359

印刷版ISSN 0915-0552

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