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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル41巻10号

2007年10月発行

文献概要

特集 外来・通所理学療法

通所リハビリテーションにおける理学療法の現状と展望

著者: 前野由香1

所属機関: 1介護老人保健施設みつぎの苑

ページ範囲:P.823 - P.828

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はじめに

 2006年4月の介護保険制度改定により,リハビリテーションマネジメント加算(以下,リハマネジメント),短期集中リハビリテーション実施加算(以下,短期集中リハ)が導入され,多職種協働でのケアプロセスと,退院・退所直後に集中的に関わるリハのあり方が提案された1).また,今回の改定で重要課題として挙げられているのが,予防重視型システムへの転換である.「新予防給付」の新設により,当施設の通所リハビリテーション(以下,通所リハ)でも,介護予防通所リハを開始した.通所リハでは積極的な自立支援と介護予防を目的として,リハ専門職による直接的・間接的リハと多職種によるリハマネジメントが求められるようになった.

 本稿では,当施設における通所リハの現状を整理し,制度改定に伴う変化や今後の展望について述べる.

参考文献

1)社団法人全国老人保健施設協会:介護老人保健施設 平成18年度介護報酬改定資料集Ⅱ,2006
2)社団法人全国老人保健施設協会:介護老人保健施設職員ハンドブック,2006
3)小幡太志,他:認知症の理学療法アプローチ.PTジャーナル 40:529-534,2006
4)竹内孝仁:認知症のケア 認知症を治す理論と実際,pp16-24,年友企画,2005
5)広島県版 運動器の機能向上実践マニュアル,広島県,2006
6)石川 誠:高齢者ケアとリハビリテーション 回復期リハと維持期リハ,pp111-121,厚生科学研究所,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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