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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル41巻11号

2007年11月発行

文献概要

特集 メタボリックシンドロームと理学療法 ケースレポート

3.メタボリックシンドロームを伴う運動器疾患(変形性股・膝関節症)に対する理学療法

著者: 横地正裕1

所属機関: 1医療法人三仁会あさひ病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.903 - P.908

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はじめに

 メタボリックシンドローム,2型糖尿病などの代謝疾患を中心とした生活習慣病を伴う運動器疾患患者の中には,生活習慣病が症状増悪,治療阻害,およびリスク増大因子となっている症例がみられる.特にメタボリックシンドロームの基盤としての肥満症は,運動器疾患の中でも変形性膝関節症の発症,進行と関連が深い1~4).当院では,そのような症例に対して生活習慣病サポートチームによる介入を実施している.

 本稿では,メタボリックシンドロームを伴う変形性股・膝関節症例に対するチーム介入と理学療法介入の内容を紹介するとともに,介入による効果についても報告する.

参考文献

1)Felson DT, et al:Risk factors for incident radiographic knee osteoarthritis in the elderly:the Framingham Study. Arthritis Rheum 40:728-733, 1997
2)Anderson JJ, Felson DT:Factors associated with osteoarthritis of the knee in the first national health and nutrition examination survey(HANESⅠ). Am J Epidemiol 128:179-189, 1988
3)Huang MH, et al:The effects of weight reduction on the rehabilitation of patients with knee osteoarthritis and obesity. Arthritis Care Res 13:398-405, 2000
4)Felson DT, et al:Weight loss reduces the risk for symptomatic knee osteoarthritis in women. The Framingham Study. Ann Intern Med 116:535-539, 1992
5)Fukuhara S, Suzukamo Y:Manual of SF-36v2 Japanese version:Institute for Health Outcomes & Process Evaluation Research, Kyoto, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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