文献詳細
文献概要
とびら
看取り介護の中から想うこと
著者: 水上直彦1
所属機関: 1社会福祉法人清祥会特別養護老人ホームこすもす
ページ範囲:P.959 - P.959
文献購入ページに移動 特別養護老人ホームの開設に関わり,現在の仕事を始めて5年余りが経ちました.施設に入居される方のほとんどは,施設の中で,または入院先の病院でその生涯を終えられます.当施設でも,そのあり方が1つの課題となってきました.
そんな中,昨年には,「看取り介護」が制度とし明文化され,当施設でも「看取り介護」をマニュアルとして整備し,そのための計画作成やカンファレンスも頻回に行われるようになりました.また,「どう生きるのか」そして「どう死を迎えるのか」といった死生観教育にも時間を費やすようになっています.しかし,その一方で,これらの取り組みが,画一的になっていないか,そして,私たちの考えや価値観を押しつけていないかと不安に感じることもあるのです.
そんな中,昨年には,「看取り介護」が制度とし明文化され,当施設でも「看取り介護」をマニュアルとして整備し,そのための計画作成やカンファレンスも頻回に行われるようになりました.また,「どう生きるのか」そして「どう死を迎えるのか」といった死生観教育にも時間を費やすようになっています.しかし,その一方で,これらの取り組みが,画一的になっていないか,そして,私たちの考えや価値観を押しつけていないかと不安に感じることもあるのです.
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