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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル41巻12号

2007年12月発行

文献概要

特集 大腿骨―整形外科的治療と理学療法

人工股関節全置換術の整形外科的治療法と理学療法

著者: 亘理克治1

所属機関: 1帝京大学医学部附属病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.967 - P.973

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はじめに

 近年,人工股関節全置換術(total hip arthroplasty;以下,THA)においては,小切開法(minimally invasive surgery;MIS)を用いた報告が多数行われている.一言で小切開法といっても,いくつかの方法があり,それぞれに利点がある.また,術後早い時期から荷重を許可されることが多くなり,在院日数も短縮化されているため,理学療法士の役割も変化し,下肢機能の向上以外の場面でも対応を求められている.特に,脱臼などの術後合併症を防ぐための患者指導はとても重要で,短期間に効果的に行うことで安全な自宅生活につなげることができる.

 本稿では,当院整形外科で行われているMIS-THAを紹介し,術後の理学療法に関してクリティカルパスの導入を紹介しながら述べる.

参考文献

1)中村 茂:小切開後方進入方による人工股関節置換術の現状.関節外科 25(5):69-72,2006
2)中村 茂:小切開後方アプローチ人工股関節の臨床結果.整形外科最小侵襲ジャーナル 42:16-20,2007
3)中村 茂,他:小切開による人工股関節置換術.骨・関節・靱帯 17:1319-1322,2004
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12)亘理克治,他:セメントレス人工股関節全置換術のクリティカルパス導入と術後入院期間について.理学療法学 33(suppl. 2):182,2006
13)松田健太,他:人工股関節手術のパス セメントレス人工股関節手術のクリティカルパス.整・災外 47:673-677,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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