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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル41巻2号

2007年02月発行

文献概要

入門講座 画像のみかた・2

臨床に活かす四肢・脊柱のX線画像のみかた

著者: 青木光広1

所属機関: 1札幌医科大学保健医療学部理学療法学科

ページ範囲:P.147 - P.156

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骨関節のX線画像のみかた

 骨関節のX線画像はあらゆる画像診断の中核をなしており,骨関節に沈着したミネラルが形成する濃淡像から,局所の病態を確認することができる.

 骨関節X線画像の読影における原則として,以下のようなものが挙げられる1)

 1)2方向撮影の観察を原則とする.2方向からの観察でイメージが立体化され,異常所見が明らかになる.

 2)撮影条件(黒化度と鮮鋭度)を考慮する.暗すぎたり明るすぎる条件によるX線画像,ならびに被写体が動いて焦点が確保されていないX線画像は再度撮影を行う.

参考文献

1)鳥巣岳彦,他:標準整形外科学(第9版),医学書院,2005
2)堀尾重治:骨・関節X線写真の撮りかたと見かた(第6版),医学書院,2002 ※新版(第7版)改版中.2007年3月発行予定.
3)Singh M, et al:Changes in trabecular pattern of the upper end of the femur as an index of osteoporosis. J Bone Joint Surg 52A:457-467, 1970
4)Kellgren JH, et al:Radiological assessment of osteoarthritis. Ann Rheum Dis 16:494-501, 1957
5)Larsen A, et al:Interobserver variation in the evaluation of radiologic changes of rheumatoid arthritis. Scand J Rheumatol 8:109-112, 1979
6)Garden RS:Low-angle fixation in fractures of the femoral neck. J Bone Joint Surg 43B:647-663, 1961
7)Tossy JD:Acromioclavicular separations:useful and practical classification for treatment. Clin Orthop 28:111-119, 1963

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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