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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル41巻5号

2007年05月発行

文献概要

入門講座 画像のみかた・5

臨床に活かす運動器のCT・MRIのみかた

著者: 菅原誠1

所属機関: 1松田整形外科病院

ページ範囲:P.409 - P.419

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運動器疾患のMRIのみかた

 MR(magnetic resonanse)は核磁気共鳴を利用し,人体の水素原子の情報を画像化したものである.とくに体の軟部組織の情報が多く得られるため,骨,関節,筋の病変を捉えるのに極めて有用な検査手段である.MRI(MR imaging)画像は,撮影装置の能力に依存し,かつまだ成熟しておらず進歩の最中である.したがって,それぞれの施設で使用しているMRI装置で得られる最善の撮像法を選択して行う.

 当施設のMRI装置は0.3T(テスラ),永久磁石であり,基本画像はT1強調像,T2強調像,プロトン密度強調像である.

参考文献

1)Snyder SJ, et al:SLAP lesions of the shoulder. Arthroscopy 6:374-279, 1990
2)杉村和朗(監修):骨軟部のMRI,必須知識と読影のコツ,p47,メジカルビュー,2000
3)Crues JV, et al:Meniscal tears of the knee:Accuracy of MR imaging. Radiology 164:445-448, 1987
4)Hefti F, et al:Osteochondritis dissacans:A multicenter study of the European pediatric orthopedic society. J Pediatr Orthop 8:231-245, 1999
5)Dipaola JD, et al:Characterizing osteochondral lesions by magnetic resonance imaging. Arthroscopy 7:101-104, 1991
6)Guhl JF:arthroscopic treatment of osteochondritis dissecans. Clin, Orthop 167:65-74, 1982

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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