icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル41巻8号

2007年08月発行

文献概要

書評

―鈴木重行(編)―「アクティブIDストレッチング」 フリーアクセス

著者: 伊藤俊一1

所属機関: 1埼玉県立大学保健医療福祉学部理学療法学科

ページ範囲:P.656 - P.656

文献購入ページに移動
 近年,特に軟部組織に由来する痛みに対して,解剖学・生理学・運動学的理論を根拠とした臨床での治療手技として,実践的ストレッチング法が数多く報告されている.

 このような中で,「IDストレッチング(Individual Muscle Stretching:個別的筋伸張法)」は,従来までのストレッチング法とは一線を画し,神経生理学的知識を基盤として,関節の運動方向だけでなく筋の走行や特徴を理解して筋緊張を緩和するための方法として1999年に初版が発刊された.2005年には,IDストレッチングを用いて関節可動域拡大や疼痛軽減効果をより高めるために不可欠な評価精度を向上させるための方法として「ID触診術」が発刊された.また,2006年にはさらにその科学的根拠を掘り下げた「IDストレッチング第2版」となって,単に軟部組織を伸張すればよいという考えを払拭して医療界のみならずスポーツ界などでも幅広く用いられる秀逸の技術書となった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら