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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル41巻8号

2007年08月発行

文献概要

入門講座 検査測定/評価・2

関節可動域

著者: 阿部敏彦1

所属機関: 1田窪リウマチ・整形外科リハビリテーションルーム

ページ範囲:P.663 - P.670

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はじめに

 関節可動域(range of motion:ROM)については,1995年に日本リハビリテーション医学会評価基準委員会により,「関節可動域表示ならびに測定法」1)が提唱された.その中で,関節可動域測定とその表示で使用する関節運動,名称が定義されており,測定・評価にあたって部位名,運動方向,参考可動域角度,基本軸,移動軸,測定肢位および注意点を十分確認することが大切である.

 本稿では,上記の記述は誌面上省略し,自動および他動的関節可動域,関節可動域を測定する際の留意点,関節可動域評価の記録とその解釈について述べる.

参考文献

1)日本リハビリテーション医学会評価基準委員会:関節可動域表示ならびに測定法.リハ医学 32:208-217,1995
2)阿部敏彦:ベッドサイドでの患者評価5関節リウマチ.PTジャーナル 40:945-951,2006
3)渡辺英夫,他:健康日本人における四肢関節可動域について,年齢による変化.日整会誌 53:275-291,1979
4)阿部敏彦,他:理学療法における標準(値)4下肢関節可動域.PTジャーナル 32:775-782,1998
5)阿部敏彦ほか:慢性関節リウマチにおける上肢関節可動域制限について.臨床リウマチ 9:225-229,1997
6)半田一登,奈良 勲,他(編):拘縮の予防と治療4章拘縮の評価,pp49-59,医学書院,2004
7)阿部敏彦:3-Ⅲ 関節可動域,内山 靖(編):標準理学療法学 理学療法評価学,pp71-87,医学書院,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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