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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル41巻9号

2007年09月発行

文献概要

特集 理学療法士の卒後教育

病院における卒後教育の実践と課題

著者: 常田康司1 菊地豊1 五十嵐勇樹1 風晴俊之1 鈴木純1 本木綾1

所属機関: 1財団法人脳血管研究所美原記念病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.727 - P.735

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はじめに

 理学療法士は,患者や利用者など他者の人生に関わり,かつ医学に携わる職業である.そのため,更新のない生涯免許を取得するだけでは不十分であり,理学療法士であり続ける限り自己研鑽に努めなければならないことに異論はないであろう.

 理学療法士の教育には,卒前教育と卒後教育(生涯学習)があるが,過去の論文や学術大会の演題をみると,卒前教育に関するものが圧倒的に多く,卒後教育に関するものは少ない.また,卒後教育に関するものは,日本理学療法士協会による生涯学習システムをはじめとする職場外での実践に関するものが多く,職場内教育に関するものは散見される程度である.そこで,本稿では職場内教育として当院で実践している卒後教育について述べる.

参考文献

1)日本理学療法士協会:理学療法白書2005,2006
2)日本理学療法士協会ホームページ http://wwwsoc.nii.ac.jp/jpta/02-association/data.html
3)前川孝雄:上司力トレーニング,ダイヤモンド社,2006
4)島宗 理:パフォーマンス・マネジメント,米田出版,2000
5)中原 淳(編):企業内人材育成入門,ダイヤモンド社,2006
6)才藤栄一,他(編):FITプログラム,医学書院,2003
7)常田康司,(他):当院における新入職員教育システムについて.理学療法群馬 14:68-73,2003
8)齋藤清一:病院人材育成とコンピテンシー活用の仕方,経営書院,2006
9)奈良 勲(編):理学療法学教育論,医歯薬出版,2004
10)中屋久長(編):新人教育プログラム教本第8版,日本理学療法士協会,2005
11)居村茂幸:理学療法士の卒後教育・生涯学習―10年の変遷と将来展望.PTジャーナル 40:1121-1126,2006
12)平松陽一:教育研修プラン推進マニュアル,日興企画,2006
13)平松陽一:教育研修の効果測定と評価のしかた,日興企画,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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