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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル42巻1号

2008年01月発行

文献概要

特集 地域リハビリテーションにおける理学療法

地域包括支援センターにおける理学療法士の役割と課題

著者: 小島基永1 大渕修一1

所属機関: 1東京都老人総合研究所介護予防緊急対策室

ページ範囲:P.39 - P.44

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はじめに

 筆者らは理学療法士を中心としたプロジェクトチームで,2003(平成15)年度より東京都の「介護予防開発普及事業」や,「介護予防普及・定着促進事業」などを受託し,東京都をはじめとして全国各地で介護予防のまちづくりを支援してきた.

 特に2006(平成18)年度からは,「地域包括ケア」の中心的役割を担う機関として,地域包括支援センターが設置されたことに伴い,都内の地域包括支援センターに対するサポートセンターを立ち上げて運営している.本稿では,地域包括支援センターの役割について概説するとともに,筆者らのこれまでの経験から,本領域における理学療法士の役割と課題について述べる.

参考文献

1)厚生労働省:地域包括支援センター業務マニュアル,2006年9月
2)高齢者介護研究会:2015年の高齢者介護;高齢者の尊厳を支えるケアの確立に向けて,厚生労働省,2003年6月
3)厚生労働省:地域支援事業実施要綱,2007年4月
4)総務省:統計からみた我が国の高齢者,2007年9月
5)奈良 勲:奈良 勲回顧録,文光堂,2006
6)柴田 博,他:老年学要論,建帛社,2007
7)Vita AJ, et al:Aging, health risks, and cumulative disability. N Engl J Med 338:1035-1041, 1998
8)Fiatarone MA, et al:High-intensity strength training in nonagenarians. Effects on skeletal muscle. JAMA 263:3029-3034, 1990
9)小島基永,他:介護予防コーディネーションの考え方,ひかりのくに,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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