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―廣瀬和彦(著)―「筋電図判読テキスト 第2版」 フリーアクセス
著者: 大西秀明1
所属機関: 1新潟医療福祉大学
ページ範囲:P.46 - P.46
文献購入ページに移動本書は,「総論(12章,約220頁)」,「各論(4章,約110頁)」および「付録(約50頁)」から構成されている.総論の第1章「筋電図検査とは」には筋電図検査の種類と目的についてまとめられている.第3章「普通筋電図検査」には筋電図の解釈のために必要な骨格筋の構造と機能,筋電計の構成や筋電図検査の進め方,筋電図波形の異常所見と正常所見について詳しく書かれている.第4章「末梢神経伝導速度」では,末梢神経伝導速度の計測方法や臨床的意義だけでなく,末梢神経の構造と機能や末梢神経の病変についてもまとめられている.この他,「筋電図検査でわかること」,「強さ・時間曲線」,「F波」,「H波」,「表面筋電図」などの章もあり,総論だけで骨格筋の構造・機能と筋電図に関する基本的な知識を十分に得ることができる.
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