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1ページ講座 理学療法関連用語~正しい意味がわかりますか?
キー・ポイント・オブ・コントロール―姿勢緊張調整パターンとキー・ポイント・オブ・コントロール
著者: 古澤正道1
所属機関: 1ボバース記念病院
ページ範囲:P.49 - P.49
文献購入ページに移動●姿勢緊張調整パターンとは
姿勢緊張調整パターン(TIPs:tone influencing patterns)とは,中枢神経疾患患者(児)の姿勢運動機能をより正常な活動パターンへと導くために,異常な運動パターンを修正し,過緊張を減弱してその出現を予防したり,弛緩した姿勢緊張を高めるために使われる正常な運動パターンである1,2).古典的には反射抑制肢位(RIP:reflex inhibiting postures)や反射抑制パターン(RIPs:reflex inhibiting patterns)といわれたが,反射にアプローチするものであるという誤解を招きやすく,また当初から機能面を重視していたため,今日では姿勢緊張調整パターンと称している.
姿勢緊張調整パターン(TIPs:tone influencing patterns)とは,中枢神経疾患患者(児)の姿勢運動機能をより正常な活動パターンへと導くために,異常な運動パターンを修正し,過緊張を減弱してその出現を予防したり,弛緩した姿勢緊張を高めるために使われる正常な運動パターンである1,2).古典的には反射抑制肢位(RIP:reflex inhibiting postures)や反射抑制パターン(RIPs:reflex inhibiting patterns)といわれたが,反射にアプローチするものであるという誤解を招きやすく,また当初から機能面を重視していたため,今日では姿勢緊張調整パターンと称している.
参考文献
1)古澤正道:ボバースアプローチ:神経発達学的治療,丸山仁司(編):系統理学療法学 神経障害系理学療法学,pp192-216,医歯薬出版,2005
2)古澤正道:ボバース概念による治療:脳卒中後遺症者の上肢手への治療を主にして,柳澤 健(編),DVDで学ぶ理学療法特殊テクニック,pp181-205,南江堂,2007
3)古澤正道,紀伊克昌:ボバースアプローチ,細田多穂,中山彰一(編),アドバンス版図解理学療法技術ガイド,pp20-38,文光堂,2005
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