骨関節疾患の理学療法を効果的に実施するには,発症機序や受傷機転をバイオメカニクスの視点で分析し,随伴する関節症状,運動障害との関連性を見極めることが必要である.臨床においてバイオメカニクスを活用することは,疼痛を誘発しない運動パターンの指導,効率的な筋力増強や関節可動域拡大の手技,スムーズな身体運動を再獲得する根拠となるだけに重要である.本号では,臨床現場で担当することの多い骨関節疾患を対象に,バイオメカニクスの視点での治療課題の抽出,運動療法と効果の捉え方に焦点を当てた.
雑誌目次
理学療法ジャーナル42巻10号
2008年10月発行
雑誌目次
特集 骨関節疾患の理学療法とバイオメカニクス
骨関節疾患の理学療法とバイオメカニクス―日常生活動作,応用動作を中心に
著者: 甲田宗嗣 , 辻下守弘 , 川村博文 , 鶴見隆正 , 新小田幸一 , 山田直樹
ページ範囲:P.821 - P.827
はじめに
バイオメカニクスとは,「生体の動きを固体力学,流体力学,熱力学,材料力学の立場から解析する学問分野である」(『人間工学の百科事典』1)より一部抜粋)と定義され,理学療法の分野では固体力学,特に運動学と運動力学により解析されることが多い.バイオメカニクスは解析学であるため,理学療法の臨床に応用するには,種々の知見を理解するための運動学,運動力学の知識と,診療に反映させるための介入スキルが必要になる.
また,WHO(世界保健機関)の「Bone and Joint Decade2)」運動が提言するように,骨関節疾患はQOLに重大な影響を与え,医療費の増大などの経済的損失,就労や社会参加を妨げるなどの社会的損失を招くことから注目されており,わが国でも「運動器の10年」として取り組みがなされている3).骨関節疾患で多くみられる関節の変形や,それに伴う疼痛,二次的に生じる筋力低下などから生じる活動の阻害は,患者が求める日常生活動作や応用動作の内容に大きく影響される,極めて個別性の高い問題である.したがって,患者が求める動作内容のバイオメカニクスを理解することは,個別性を重視した質の高い理学療法の提供につながると思われる.
バイオメカニクスの知見を臨床応用するための介入手段は多岐にわたるが,本稿では動作指導という観点から,バイオメカニクスの基本的な理論を提示し,実践するためのポイントを紹介する.
変形性股関節症に対する理学療法とバイオメカニクス
著者: 南角学 , 神先秀人 , 西村純 , 秋山治彦 , 中村孝志 , 柿木良介
ページ範囲:P.829 - P.836
はじめに
臨床場面において,人工股関節置換術(total hip arthroplasty:以下,THA)によって術前の痛みがなくなった患者が次に期待することは,「きれいに歩くこと」や「杖なしで歩くこと」である.しかし,THA術後や変形性股関節症(以下,股OA)の三次元歩行解析を行った多くの報告では,体幹・骨盤による代償運動や立脚期での股関節モーメントの減少など,股関節機能の低下に起因する歩行上の問題点が指摘されている1~4).
筆者らは,股OAやTHA術後で股関節に問題を抱えた患者に対する治療課題は,局所の股関節機能の改善を基盤として,荷重位で股関節機能を十分に発揮させることにより,歩行を中心とした動作の改善を図ることであると考えている.そのためには,股関節機能のみに限局した評価だけでは不十分であり,全身的な視点から股関節疾患の障害像を捉えた上で,効果的で根拠のある理学療法を展開していくことが重要である.
本稿では,股OAやTHA術後患者の立位姿勢および歩行動作の問題点,当院でのTHA術後の理学療法プログラムの一部とその有用性についてバイオメカニクスの視点から紹介する.
変形性膝関節症に対する理学療法とバイオメカニクス
著者: 西上智彦 , 奥埜博之 , 中尾聡志 , 芥川知彰 , 榎勇人
ページ範囲:P.837 - P.846
はじめに
変形性膝関節症(knee osteoarthritis:以下,膝OA)は,本邦において年間約90万人が新たに発症し,国内の総患者数は1,000万人と推計されている.また,膝OAに対する手術は年間4万件も実施されており,理学療法の対象となる機会が多い疾患である.膝OA発症のリスクファクターとしては,機械的因子,生化学的因子,遺伝的因子などが挙げられている.大森ら1,2)は縦断的研究を行い,膝OAの発症・進行に関わる因子として大腿四頭筋筋力の低下,膝関節内反変形と歩行時のlateral thrust(外側方向への動揺)を挙げている.Prodromosら3)は膝関節内側への荷重が痛みや症状の進行を誘発する重要な因子であるとしている.このように,膝OAの発症・進行を惹起する機械的因子をバイオメカニクスの観点から抽出することは極めて重要である.
本稿では,バイオメカニクスの視点から治療対象を明らかにし,それに対する病態仮説を立案し,認知神経科学や運動学習のメカニズムについての知見を考慮した理学療法プログラムを紹介する.
肩腱板損傷に対する理学療法とバイオメカニクス
著者: 唐澤達典 , 畑幸彦
ページ範囲:P.847 - P.852
はじめに
肩腱板損傷(以下,腱板断裂)に対する治療方法には,保存療法と手術療法があるが,当院では長期的な機能の回復と維持を図る目的で,重症の基礎疾患がある患者や手術を望まない高齢者を除いて,積極的に手術療法が行われている.手術療法にはopen法と鏡視下法があるが,当院では安定した術後成績と術式の簡便さからopen法が選択されている.したがって,本稿では,術後理学療法にポイントを絞って報告し,バイオメカニクスとの関連性についても言及する.
腰痛症に対する理学療法とバイオメカニクス―前屈型腰痛症に対する評価と運動療法
著者: 鈴木貞興 , 大野範夫 , 筒井廣明
ページ範囲:P.853 - P.861
はじめに
本稿に与えられた課題は,非特異的腰痛(腰痛症:構造上の破綻や明確な病態の存在を限定しない)の治療課題や理学療法メカニズム,効果などについて,バイオメカニクスの視点で運動療法の根拠を説明することである.
腰痛症には,前屈型の他に後屈型,回旋型,混合型など様々なタイプが存在する.体幹前屈運動は,起き上がり,立ち上がり,前方へのリーチなど日常生活動作に多く含まれる運動要素であり,お辞儀位から体幹を再度起き上がらせる際に腰痛を呈するケースをよくみかける.このタイプでは体幹を最大前屈位から引き起こす際の伸展運動にのみ問題があるのではなく,運動初期に体幹を前屈するプロセスにおいて,すでに問題を内在していることが少なくない.そのため,腰痛症に対する理学療法を展開する上で,前屈運動について分析を行い,腰痛発生に関わっているであろう運動機能的な問題を推察することは非常に重要である.
本稿では,不適切な身体運動のために,機械的ストレスが腰部へ加わることで発生するタイプのうち,特に前屈型腰痛症にフォーカスをあて,立位体幹前屈運動のバイオメカニクス,適切な前屈運動に必要な因子と評価のポイント,運動療法のアウトラインについて述べる.
とびら
今こそ原点に戻って
著者: 酒井桂太
ページ範囲:P.817 - P.817
様々な分野で規制緩和が進められる中で,そのあり方についての検証が行われつつある.理学療法界においても,規制緩和の影響で,現在では養成人員が年間1万人を超える時代となっている.しかし,その人数に見合う養成体制は整備されているのだろうか.教員の不足,実習指導者の低年齢化,学生の能力レベルの格差拡大など,現実は厳しい状況である.
近年,臨床実習の際に,実習指導者の先生から叱られた学生が必要以上に落ち込んでしまい,最終的には実習放棄にまで至ってしまうケースが生じているようである.小中高校の教育現場では体罰が問題になった時代から先生方が叱れなくなり,学級崩壊が社会問題化している.加えて,現代の学生たちは「褒めて伸ばす」をテーマに育てられてきている.しかし,これだけが理由であろうか.
学会印象記
―第42回日本作業療法学会―医学発祥の地からの新たな生活の創建・再建へ向けた提言
著者: 井口茂
ページ範囲:P.862 - P.863
6月20~22日の3日間,梅雨空の下,第42回日本作業療法学会(長尾哲男学会長)が長崎市内の4会場にて開催された.学会参加者の方々は,雨の中,長崎までの道中と会場間のシャトルバスでの移動に苦慮されたことと思うが,歌にも詠われた「雨の長崎」を実感していただき,印象に残ったことと思う.そんな梅雨の季節にもかかわらず,全国より3,500名を超える参加者が集まり,開会式を皮切りに,学会テーマ「生活文化の創造と伝承」に沿って,学会長基調講演,教育講演4題,教育セミナー9題,シンポジウム2題,市民公開講座の講演などとともに,口述発表288演題,ポスター発表537演題の計825演題の会員発表が行われた.私は,今回本学会に初めて参加し,3日間を通して内容的にも新鮮な印象を受けた.特に口述発表は288演題が設定されており,近年の演題数の増加によりポスター発表が主体となりつつある理学療法学術集会においても参考にしたいものである.
また,2014年の世界作業療法士連盟(WFOT)世界会議招致に向け,WFOT会長Kit Sinclair氏,WFOT副会長Sharon Brintnell氏,2010年開催の第15回WFOT学会長Enrique Henny氏を迎え,「世界の作業療法の今を知る」と題したシンポジウムも開催され,現在の作業療法における世界的動向も垣間みることができた.このような機会を得た学会について,私が傾聴できた学会企画を中心に報告する.
1ページ講座 理学療法関連用語~正しい意味がわかりますか?
地域連携パス
著者: 舟見敬成
ページ範囲:P.865 - P.865
地域連携パスは,患者および利用者に対して,限定された地域で包括的な支援を行うためのツールである.
現在,急性期病院の縮小化を含め,医療・福祉施設の機能分担化を伴った大幅な医療制度改革が行われている.その機能分担化では,次施設へスムーズに転院や入所が可能であることが必要不可欠となる.そこで問題となるのが,急性期病院で立てた目標を回復期・維持期リハビリテーション施設や在宅でも継続できるのか,連携はうまく取れているのか,などといった患者・家族の不安である.さらに,各施設の不透明性がもたらす医療内容についての情報の不足も,次施設への転院の不安を煽っている.それらの問題を解決し,地域で包括的なリハビリテーションを実施するための統一した連携ツールが「地域連携パス」である.
なぜ学ぶのか・7
生化学―人体の生命現象を分子のレベルで理解する
著者: 井上順雄
ページ範囲:P.866 - P.868
はじめに
「生化学」はその名称から推測できるように,高校で学んだ生物と化学に深い関係があります.理学療法士を養成するための教育課程において,生化学は解剖学や生理学とともに人体の構造と機能を理解するための専門基礎分野の科目として,その後に続く専門分野の学習を進めるために必要な科目に位置付けられています.
一般的に医療系および生物系の大学などの学部・学科において,生化学は専門科目を学ぶうえで必須の科目になっています.しかし,これまでの理学療法士養成の教育課程においては,「生化学は抽象的でわかりにくい」,「高校時代に化学が嫌いだった」,さらに,「理学療法士の国家試験の範囲に生化学が含まれていない」などの理由により,生化学はあまり重要視されなかったかもしれません.しかしながら,将来の理学療法においては,生化学的な考え方の重要性が増すと考えています.
入門講座 感染・1【新連載】
理学療法士が知っておくべき感染知識―基礎編―
著者: 高野八百子
ページ範囲:P.869 - P.874
Q1.感染の有無と程度を知るために,カルテ情報のうちどこを読み取ればよいのでしょうか.検査方法と解釈のしかたについて教えてください
A.検査が実施されているのか否か,患者がどのような状態であるのかにかかわらず,スタンダードプリコーションを実施することが重要である.
講座 「認知」の最前線・2
認知リハビリテーションの最前線
著者: 竹田里江 , 石合純夫
ページ範囲:P.875 - P.880
はじめに
認知リハビリテーション(以下,認知リハ)とは,脳損傷に起因する認知障害を治療的介入によって回復に導こうとするものである1).認知リハでは,認知障害のタイプや重症度,障害されている機能と残存機能を把握し,介入方法を検討する.この際,患者の呈する認知障害はどのようなメカニズムに基づいて回復または代償できるのか,選択する介入方法は脳内のいかなるメカニズムを援助しようとしているのかについて検討し,神経系の回復メカニズム論や残存機能に基づいた戦略決定・方法選択を行うことが重要である1).さらに,その効果は,検査課題の成績向上と日常生活上の改善という2つのレベルで判定する2).例えば前頭葉損傷患者が,日常生活において自発性の欠如,計画性のなさ,衝動的行動などを呈していた場合,この障害の背景にある機能障害(例えば遂行機能障害,注意障害など)を精査し介入することで,機能障害の改善のみならず,日常生活上の問題を軽減することを目的とする(図).
認知リハの対象は,失語・失行・失認といった古典的高次脳機能障害に加え,注意障害,記憶障害,遂行機能障害,視空間障害,情動機能障害,社会的行動障害などへ適応の幅を広げている3,4).これらの障害は,脳血管障害に併発することも少なくなく,認知リハの観点から援助方法を学ぶことは,理学療法の円滑な進行と効果の向上に寄与する可能性が高いと考えられる.
全国勉強会紹介
金沢西臨床研究会
著者: 小川鶯修
ページ範囲:P.884 - P.884
活動について
①目的
理学療法士養成校の急増に伴い,新卒者の割合が増加しているなかで,卒後教育を充実させ,若い力を盛り上げることで,業界全体を活性化させることを目的としています.
報告
環境の差異による姿勢動揺の変化―地域在住高齢者における検討,および転倒との関係
著者: 山田実 , 上原稔章
ページ範囲:P.885 - P.891
要旨:本研究では,環境の差異によって姿勢動揺が変化するのか,さらに,この姿勢動揺の変化が転倒とどのような関係にあるのかを検討した.対象は要支援から要介護2までの虚弱高齢者40名であった.加速度計を用いて,支持物のない立位と平行棒内(ただし触れない)との2条件で姿勢動揺を測定した.各条件とも30秒間の計測を行い,得られた加速度信号よりRMSを求め,姿勢動揺の指標とした.平行棒内のRMSから支持物なしのRMSへの変化量(ΔRMS)を求めた.また,それぞれの条件において情動面でどのように感じたのかを,内省報告として聞き取りを行った.測定日より前向きに6か月間の転倒調査を行い,転倒群と非転倒群に分類した.
測定の結果,支持物なしでは,平行棒内と比較して,有意にRMSが大きくなっていた(p<0.05).内省報告として,支持物なしでは「怖い」,「不安」などネガティブな報告が目立ったのに対し,平行棒内では「安心」,「落ち着く」などポジティブな報告が目立った.転倒群では非転倒群と比較して,支持物なしで有意にRMSが増大していたが,平行棒内では差を認めなかった.ΔRMSは転倒群で有意に大きくなっていた(p<0.05).転倒を予測した判別分析の結果,ΔRMSが1.133%でカットオフ値となり,正答率は72.5%であった.なお,ROC曲線の曲線下面積は0.801であった.物理的な変化がなく,環境の変化に伴う姿勢動揺の変化が転倒に関与していたことは非常に興味深く,今後の転倒予防に重要な情報である.
症例報告
遠位上腕二頭筋腱断裂術後の早期理学療法の経験
著者: 岡徹 , 黒木裕士 , 古川泰三 , 水野泰行
ページ範囲:P.895 - P.898
要旨:遠位上腕二頭筋腱断裂は比較的まれな疾患であるため,これまでに術後の理学療法についての詳細な報告はない.本症例は手術による固定が良好であったので,早期より理学療法を開始した.その結果,術後12週で肘屈曲筋力は健側比100%まで回復し,スポーツ復帰が可能となった.遠位上腕二頭筋腱断裂術後の理学療法は,手術での固定性などに注意して早期より開始することで,機能回復を促すことができると考える.
あんてな
第43回日本理学療法士協会全国学術研修大会in北海道のご案内
著者: 信太雅洋
ページ範囲:P.899 - P.903
行ってみよう 北海道!
北海道は,世界自然遺産の知床(2005年7月17日付登録,日本で3番目)をはじめ,豊かな自然環境に恵まれた景勝地を数多く有しています.また,自然とともに生きるアイヌ文化をはじめ,地域それぞれの風土や歴史が育んだ様々な文化が存在し,地域それぞれが多様な個性を輝かせています.海の幸,山の幸も豊富で,毎年多くの観光客が道内各地を訪れています.
また,観光資源に頼るだけではなく,食料自給率200%,全面積の7割を森林が占めるこの北の大地は,無限大の底力と可能性を秘めています.近年では,こうした本道の潜在力を活かし,道州制特区構想の実現に向けて,経済構造改革の推進,地域主権の確立などに取り組み,未来に向けて夢のある北海道づくりを進めています.
読者の声
「座談会 理学療法士によるヘルスプロモーションの実践」を読んで
著者: 小林右介
ページ範囲:P.906 - P.907
ヘルスプロモーションの実践は喫緊の課題である
「座談会 理学療法士によるヘルスプロモーションの実践」(42巻7月号掲載)を非常に興味深く読みました.まさに,私にとって「これだ!!」と思える内容で,何度も読み返しています.われわれ理学療法士は障害に対するプロフェッションでありますが,障害予防に対してもプロフェッションであると思います.それは,人の身体を解剖学や運動学,生理学といった観点から個々に適切な評価と治療ができる唯一の職種だからです.しかし,「特定健診」への参入が当初は認められておらず,他職種に後れを取った感があります.これまで,われわれ理学療法士は,その専門性を社会に理解してもらうための努力をどれだけしてきたでしょうか.養成校の急増と年間の輩出人口の増加に伴い,社会における理学療法士という職業の正しい認識と,職域の拡大は必須です.また,わが国においては,2025年には高齢者人口がピークを迎え,ほぼ同時期に労働人口が現在と比べて1千万人以上も減少すると予測されています.労働人口のマンパワーが不足していく中では,ワンパワーの維持(労働障害の予防)が重要になってきます.これは協会を挙げて早急に進める必要がある事項だと確信しています.
書評
―嶋田智明・大峯三郎(編)―「実践MOOK・理学療法プラクティス これだけは知っておきたい腰痛の病態とその理学療法アプローチ」 フリーアクセス
著者: 百瀬公人
ページ範囲:P.882 - P.882
臨床実習中の学生が混乱した場面について聞く中で教育現場と臨床現場の違いを感じることがよくあります.日本の多くの教育施設では,解剖学や生理学などの基礎医学を学んだ後に,運動学や理学療法評価学などの理学療法の基礎を学びます.それと前後して臨床医学を学び,最後に理学療法の治療を学びます.このようにして基礎から臨床までをすべて学んでから,学生は臨床実習へと向かいます.しかし,多くの学生は学校で学んだ知識の相互関係が把握できず,臨床の具体的問題の壁にぶつかる経験をします.
このような,学生がつまずきやすい臨床の具体的問題を中心に教育を行う方法があります.マクマスター大学でのproblem-based learningをご存知の方は多いでしょう.問題に基づいた学習を,小グループ学習を通して行い,グループごとに方向づけをするためのチューターとともに学生が主体的に学習するという学習方法です.このような教育方法も有効ですが,カリキュラム全体の編成を考えなければならず,現実的には困難であると思っている教育関係者は多いと思います.
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文献抄録 フリーアクセス
ページ範囲:P.904 - P.905
編集後記 フリーアクセス
著者: 鶴見隆正
ページ範囲:P.910 - P.910
編集後記を書いている今日,史上最多の145の国・地域の参加を得た障害者スポーツの祭典「第13回北京パラリンピック」の開会式が盛大に挙行されています.明日からはじまる競技報道に多くの方が注目することでしょうが,私自身も今大会には特段の思い入れがあります.というのも,15年前に交通事故で脊髄損傷となり,急性期理学療法から高校への復学交渉,その後の就労支援にも関わった方から手紙をいただいたからです.そのなかには,車いすバスケットの選手に選抜され,その壮行会での自信に満ちた笑顔の新聞記事と共に,受傷後悩み迷っていた頃に支え励ましてくれたおかげで,このような機会を得ることができたという旨のことが記されていました.理学療法士は人の人生にも大きく関わる職業だと実感し,それだけに患者本位の理学療法を日々実践することの大切さを再認識した次第です.
わが国における障害者スポーツへの関心の高まりは,義足や用具の開発,進歩を促し,アスリートとしての活躍の場を確保しつつありますが,真の意味でのスポーツとなるためには,組織的,財政的な支援の確保とノーマライゼーションのさらなる浸透が必要だと思います.
基本情報

バックナンバー
58巻12号(2024年12月発行)
特集 “子ども”と“母”をつなぎ支える理学療法
58巻11号(2024年11月発行)
特集 Multimorbidity and Multiple Disabilities(MMD)—多疾患重複時代がやってきた!
58巻10号(2024年10月発行)
特集 小脳update—運動と認知
58巻9号(2024年9月発行)
特集 最適な非対称性動作を考える
58巻8号(2024年8月発行)
特集 全身持久力トレーニング
58巻7号(2024年7月発行)
特集 視覚障害を併存する対象者の理学療法を考える
58巻6号(2024年6月発行)
特集 足病—あしを救って機能も救うために
58巻5号(2024年5月発行)
特集 “行為”の回復のための理学療法
58巻4号(2024年4月発行)
特集 DXが理学療法にもたらす未来
58巻3号(2024年3月発行)
特集 骨盤底機能障害と運動器障害の連関
58巻2号(2024年2月発行)
特集 総合理学療法
58巻1号(2024年1月発行)
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57巻12号(2023年12月発行)
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57巻11号(2023年11月発行)
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54巻12号(2020年12月発行)
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54巻11号(2020年11月発行)
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54巻10号(2020年10月発行)
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54巻9号(2020年9月発行)
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54巻8号(2020年8月発行)
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54巻5号(2020年5月発行)
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54巻4号(2020年4月発行)
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54巻3号(2020年3月発行)
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54巻2号(2020年2月発行)
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54巻1号(2020年1月発行)
特集 急性期理学療法の今—育成・働き方・連携・エビデンス
53巻12号(2019年12月発行)
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53巻11号(2019年11月発行)
特集 今と将来を見据えた小児整形外科理学療法
53巻10号(2019年10月発行)
特集 これからの理学療法—2025年以降の姿を見据えて
53巻9号(2019年9月発行)
特集 栄養を学ぶ—学際と実際
53巻8号(2019年8月発行)
特集 IADL—生活をもっと科学的に
53巻7号(2019年7月発行)
特集 脳卒中患者の上肢に対する理学療法up to date
53巻6号(2019年6月発行)
特集 上肢運動器疾患—若年者と中高年者の特徴
53巻5号(2019年5月発行)
特集 全体像を把握する
53巻4号(2019年4月発行)
特集 理学療法士がめざす安心と安全
53巻3号(2019年3月発行)
特集 こころの問題と理学療法
53巻2号(2019年2月発行)
特集 変形性股関節症とメカニカルストレス
53巻1号(2019年1月発行)
特集 高齢者の転倒と予防
52巻12号(2018年12月発行)
特集 退院支援—理学療法士はその先が見えているか
52巻11号(2018年11月発行)
特集 生涯学習—卒前教育との連動と発展性
52巻10号(2018年10月発行)
特集 オリンピック・パラリンピック—世界と向き合うために
52巻9号(2018年9月発行)
特集 バランス再考
52巻8号(2018年8月発行)
特集 ジェネラリストとスペシャリスト
52巻7号(2018年7月発行)
特集 疼痛管理
52巻6号(2018年6月発行)
特集 地域に広がる心臓リハビリテーション
52巻5号(2018年5月発行)
特集 視床出血と理学療法
52巻4号(2018年4月発行)
特集 変形性膝関節症に対する最新の保存療法
52巻3号(2018年3月発行)
特集 理学療法における動作のアセスメント
52巻2号(2018年2月発行)
特集 低栄養/摂食嚥下機能障害と理学療法
52巻1号(2018年1月発行)
特集 筋力低下と理学療法
51巻12号(2017年12月発行)
特集 エキスパートが語る小児理学療法
51巻11号(2017年11月発行)
特集 多分野に広がる理学療法
51巻10号(2017年10月発行)
特集 半側空間無視
51巻9号(2017年9月発行)
特集 ACL損傷と動作
51巻8号(2017年8月発行)
特集 理学療法と臓器連関
51巻7号(2017年7月発行)
特集 理学療法のプロフェッショナルをめざして
51巻6号(2017年6月発行)
特集 理学療法士のはたらき方
51巻5号(2017年5月発行)
特集 歩行の安全性
51巻4号(2017年4月発行)
特集 理学療法と下肢装具
51巻3号(2017年3月発行)
特集 通院・通所における理学療法を再考する
51巻2号(2017年2月発行)
特集 現任研修—求められる臨床技能の習得
51巻1号(2017年1月発行)
特集 多職種で取り組むがん診療と理学療法
50巻12号(2016年12月発行)
特集 地域包括ケア病棟
50巻11号(2016年11月発行)
特集 臨床に役立つ臨床推論の実際
50巻10号(2016年10月発行)
特集 生活支援につなぐ小児理学療法
50巻9号(2016年9月発行)
特集 重症下肢虚血と理学療法
50巻8号(2016年8月発行)
特集 社会の要請に応える理学療法教育
50巻7号(2016年7月発行)
特集 被殻出血と理学療法
50巻6号(2016年6月発行)
特集 東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて
50巻5号(2016年5月発行)
特集 運動器疾患—エキスパートはこうみる
50巻4号(2016年4月発行)
特集 理学療法からみた「予防」の取り組みと効果
50巻3号(2016年3月発行)
特集 TENS
50巻2号(2016年2月発行)
特集 最新の糖尿病治療と運動療法
50巻1号(2016年1月発行)
特集3 理学療法の50年に寄せて
49巻12号(2015年12月発行)
特集 理学療法士界における継往開来
49巻11号(2015年11月発行)
特集 地域包括ケアシステムと小児理学療法
49巻10号(2015年10月発行)
特集 歩行支援機器による歩行up to date
49巻9号(2015年9月発行)
特集 脳機能回復と理学療法
49巻8号(2015年8月発行)
特集 地域包括ケアシステムの構築に向けて
49巻7号(2015年7月発行)
特集 慢性期の理学療法—目標設定と治療・介入効果
49巻6号(2015年6月発行)
特集 急性期からの理学療法
49巻5号(2015年5月発行)
特集 頭頸部および肩凝りに対する理学療法
49巻4号(2015年4月発行)
特集 世界の理学療法—激動のAsia Western Pacific地区の現状と今後
49巻3号(2015年3月発行)
特集 大規模災害の支援・防災活動—大震災からの学び
49巻2号(2015年2月発行)
特集 障害者権利条約の実現と理学療法
49巻1号(2015年1月発行)
特集 姿勢と歩行—理学療法士の診るべきこと
48巻12号(2014年12月発行)
特集 認知行動療法
48巻11号(2014年11月発行)
特集 脊椎・脊髄疾患と理学療法
48巻10号(2014年10月発行)
特集 安全管理
48巻9号(2014年9月発行)
特集 脳卒中片麻痺患者の体性感覚障害と理学療法
48巻8号(2014年8月発行)
特集 慢性腎臓病と理学療法
48巻7号(2014年7月発行)
特集 股関節の運動機能と評価方法
48巻6号(2014年6月発行)
特集 臨床実習教育の実態と展望
48巻5号(2014年5月発行)
特集 老年症候群と理学療法
48巻4号(2014年4月発行)
特集 理学療法実践に役立つコミュニケーション技術
48巻3号(2014年3月発行)
特集 地域における理学療法のパラダイムシフト
48巻2号(2014年2月発行)
特集 発達障害児の理学療法と生活指導
48巻1号(2014年1月発行)
特集 バランスupdate―実用的な動作・活動の獲得のために
47巻12号(2013年12月発行)
特集 神経筋疾患の治療と理学療法
47巻11号(2013年11月発行)
特集 呼吸理学療法の進歩
47巻10号(2013年10月発行)
特集 ウィメンズ・ヘルスと理学療法士のかかわり
47巻9号(2013年9月発行)
特集 在宅理学療法の可能性を探る
47巻8号(2013年8月発行)
特集 物理療法の再興
47巻7号(2013年7月発行)
特集 頸肩腕障害と理学療法
47巻6号(2013年6月発行)
特集 脳卒中理学療法のシームレス化にむけて
47巻5号(2013年5月発行)
特集 医療系教育における臨床実習の現状と展望
47巻4号(2013年4月発行)
特集 予防と理学療法
47巻3号(2013年3月発行)
特集 関節リウマチの最新治療と理学療法
47巻2号(2013年2月発行)
特集 心理・精神領域の理学療法
47巻1号(2013年1月発行)
特集 脳のシステム障害と理学療法
46巻12号(2012年12月発行)
特集 高齢下肢切断の理学療法
46巻11号(2012年11月発行)
特集 はたらく理学療法士の動機づけ
46巻10号(2012年10月発行)
特集 地域包括ケアシステムと訪問理学療法
46巻9号(2012年9月発行)
特集 心疾患に対する理学療法の新たな展開
46巻8号(2012年8月発行)
特集 外来理学療法
46巻7号(2012年7月発行)
特集 スポーツと理学療法
46巻6号(2012年6月発行)
特集 脳卒中理学療法のクリニカルリーズニング
46巻5号(2012年5月発行)
特集 理学療法士のキャリアデザイン
46巻4号(2012年4月発行)
特集 理学療法技能の評価と学習支援
46巻3号(2012年3月発行)
特集 東日本大震災と理学療法
46巻2号(2012年2月発行)
特集 慢性疼痛への包括的アプローチ
46巻1号(2012年1月発行)
特集 運動学習と理学療法
45巻12号(2011年12月発行)
特集 下肢機能再建と理学療法
45巻11号(2011年11月発行)
特集 チーム医療における理学療法士の役割
45巻10号(2011年10月発行)
特集 認知症と理学療法
45巻9号(2011年9月発行)
特集 足部・足関節の機能と理学療法
45巻8号(2011年8月発行)
特集 糖尿病の理学療法
45巻7号(2011年7月発行)
特集 神経生理学的アプローチの転換
45巻6号(2011年6月発行)
特集 小児理学療法の新たなる展開
45巻5号(2011年5月発行)
特集 がん患者のリハビリテーションと理学療法
45巻4号(2011年4月発行)
特集 ロコモティブシンドローム
45巻3号(2011年3月発行)
特集 脳卒中片麻痺患者の装具と運動療法
45巻2号(2011年2月発行)
特集 通所サービスにおける理学療法
45巻1号(2011年1月発行)
特集 自立支援
44巻12号(2010年12月発行)
特集 股関節疾患の理学療法―update
44巻11号(2010年11月発行)
特集 症例検討―脳血管障害患者を多側面から診る
44巻10号(2010年10月発行)
特集 身体障害者スポーツと理学療法の関わり
44巻9号(2010年9月発行)
特集 画像を活かした脳損傷のケーススタディ
44巻8号(2010年8月発行)
特集 徒手理学療法
44巻7号(2010年7月発行)
特集 在宅理学療法の実践
44巻6号(2010年6月発行)
特集 呼吸機能障害とチーム医療
44巻5号(2010年5月発行)
特集 新人教育
44巻4号(2010年4月発行)
特集 筋力増強―update
44巻3号(2010年3月発行)
特集 病期別理学療法モデル
44巻2号(2010年2月発行)
特集 脳卒中のゴール設定
44巻1号(2010年1月発行)
特集 これからの理学療法
43巻12号(2009年12月発行)
特集 連携教育
43巻11号(2009年11月発行)
特集 地域の高齢者に対する理学療法士の視点
43巻10号(2009年10月発行)
特集 老化による身体機能低下と理学療法
43巻9号(2009年9月発行)
特集 膝関節疾患の理学療法
43巻8号(2009年8月発行)
特集 ICFと理学療法
43巻7号(2009年7月発行)
特集 筋再生と理学療法
43巻6号(2009年6月発行)
特集 パーキンソン病の理学療法最前線
43巻5号(2009年5月発行)
特集 小児の地域理学療法
43巻4号(2009年4月発行)
特集 理学療法士による起業
43巻3号(2009年3月発行)
特集 不全型脊髄損傷の病態と理学療法
43巻2号(2009年2月発行)
特集 クリニカルリーズニング
43巻1号(2009年1月発行)
特集 大量養成時代に求められる教育
42巻12号(2008年12月発行)
特集 ニューロリハビリテーションと理学療法
42巻11号(2008年11月発行)
特集 がん治療における理学療法の可能性と課題
42巻10号(2008年10月発行)
特集 骨関節疾患の理学療法とバイオメカニクス
42巻9号(2008年9月発行)
特集 褥瘡の予防と治療―理学療法の役割
42巻8号(2008年8月発行)
特集 介護保険下の理学療法
42巻7号(2008年7月発行)
特集 ヘルスプロモーションと理学療法
42巻6号(2008年6月発行)
特集 Stroke Unitと理学療法
42巻5号(2008年5月発行)
特集 アジアの理学療法
42巻4号(2008年4月発行)
特集 認知運動療法の臨床アプローチと効果
42巻3号(2008年3月発行)
特集 WCPT
42巻2号(2008年2月発行)
特集 痛みの病態生理と理学療法
42巻1号(2008年1月発行)
特集 地域リハビリテーションにおける理学療法
41巻12号(2007年12月発行)
特集 大腿骨―整形外科的治療と理学療法
41巻11号(2007年11月発行)
特集 メタボリックシンドロームと理学療法
41巻10号(2007年10月発行)
特集 外来・通所理学療法
41巻9号(2007年9月発行)
特集 理学療法士の卒後教育
41巻8号(2007年8月発行)
特集 病棟理学療法の視点と実践
41巻7号(2007年7月発行)
特集 脳性麻痺児の理学療法
41巻6号(2007年6月発行)
特集 NST(nutrition support team)と理学療法
41巻5号(2007年5月発行)
特集 実践理学療法のエビデンス
41巻4号(2007年4月発行)
特集 慢性期脳卒中者の理学療法
41巻3号(2007年3月発行)
特集 臨床実習の具体的展開
41巻2号(2007年2月発行)
特集 「腰痛症」の要因と理学療法
41巻1号(2007年1月発行)
特集 高齢者の運動療法の効果と限界
40巻12号(2006年12月発行)
特集 末梢循環障害と理学療法
40巻13号(2006年12月発行)
特集 理学療法の展望2006
40巻11号(2006年11月発行)
特集 緩和ケアとしての理学療法
40巻10号(2006年10月発行)
特集 理学療法における運動療法と装具療法の融合
40巻9号(2006年9月発行)
特集 理学療法と連携
40巻8号(2006年8月発行)
特集 歩行練習
40巻7号(2006年7月発行)
特集 認知症へのアプローチ
40巻6号(2006年6月発行)
特集 アスリートのための理学療法
40巻5号(2006年5月発行)
特集 創傷治癒と理学療法
40巻4号(2006年4月発行)
特集 脳卒中治療ガイドラインと理学療法
40巻3号(2006年3月発行)
特集 腰部・下肢関節疾患の理学療法―姿勢・動作の臨床的視点
40巻2号(2006年2月発行)
特集 物理療法の有効性とリスク管理
40巻1号(2006年1月発行)
特集 臨床実習教育
39巻12号(2005年12月発行)
特集 ボディイメージ
39巻11号(2005年11月発行)
特集 精神障害者の理学療法
39巻10号(2005年10月発行)
特集 急性期に必要な薬物療法と理学療法
39巻9号(2005年9月発行)
特集 心臓外科治療の進歩と理学療法
39巻8号(2005年8月発行)
特集 脳卒中の理学療法を再考する
39巻7号(2005年7月発行)
特集 介護予防動向―理学療法士はどうかかわるのか
39巻6号(2005年6月発行)
特集 介護老人保健施設における理学療法の課題
39巻5号(2005年5月発行)
特集 回復期リハビリテーション病棟における理学療法
39巻4号(2005年4月発行)
特集 脳性麻痺
39巻3号(2005年3月発行)
特集 脳科学からみた理学療法の可能性と限界
39巻2号(2005年2月発行)
特集 実践能力を高めるカリキュラム
39巻1号(2005年1月発行)
特集 高齢者骨折の外科的治療と理学療法
38巻12号(2004年12月発行)
特集 理学療法士の国際協力
38巻11号(2004年11月発行)
特集 認知運動療法の適応と限界
38巻10号(2004年10月発行)
特集 診療報酬
38巻9号(2004年9月発行)
特集 運動療法の基礎
38巻8号(2004年8月発行)
特集 移動動作(分析・介入・介助者への指導)
38巻7号(2004年7月発行)
特集 生活機能向上のための理学療法
38巻6号(2004年6月発行)
特集 ヘルスプロモーション
38巻5号(2004年5月発行)
特集 理学療法モデル
38巻4号(2004年4月発行)
特集 脳血管障害による摂食・嚥下障害の理学療法
38巻3号(2004年3月発行)
特集 物理療法の鎮痛作用
38巻2号(2004年2月発行)
特集 難病の理学療法
38巻1号(2004年1月発行)
特集 整形外科疾患に対する徒手的運動療法
37巻12号(2003年12月発行)
特集 「注意」の障害に対する理学療法
37巻11号(2003年11月発行)
特集 介護保険対応の理学療法
37巻10号(2003年10月発行)
特集 身体と環境
37巻9号(2003年9月発行)
特集 早期理学療法
37巻8号(2003年8月発行)
特集 脳卒中の理学療法の展開
37巻7号(2003年7月発行)
特集 物理療法の効果
37巻6号(2003年6月発行)
特集 “活動”水準を高める理学療法士の専門性
37巻5号(2003年5月発行)
特集 こどもの理学療法
37巻4号(2003年4月発行)
特集 理学療法教育施設の自己点検・評価
37巻3号(2003年3月発行)
特集 医療保険・介護保険と理学療法
37巻2号(2003年2月発行)
特集 整形外科疾患のクリティカルパス
37巻1号(2003年1月発行)
特集 脳卒中片麻痺患者の歩行
36巻12号(2002年12月発行)
特集 運動障害がある場合の内部障害への対応
36巻11号(2002年11月発行)
特集 超高齢者の骨・関節疾患の理学療法
36巻10号(2002年10月発行)
特集 医療事故管理
36巻9号(2002年9月発行)
特集 新しい下肢装具
36巻8号(2002年8月発行)
特集 ファシリテーションは今
36巻7号(2002年7月発行)
特集 理学療法専門職の管理・運営とリーダーシップ
36巻6号(2002年6月発行)
特集 低出生体重児の理学療法
36巻5号(2002年5月発行)
特集 高齢者の転倒
36巻4号(2002年4月発行)
特集 バランス障害と理学療法
36巻3号(2002年3月発行)
特集 介護保険制度下のリハビリテーション
36巻2号(2002年2月発行)
特集 理学療法に関わる整形外科の最新知見
36巻1号(2002年1月発行)
特集 臨床現場にいかす障害構造・障害分類
35巻13号(2001年12月発行)
総目次・著者索引 第21巻~第35巻 1987年(昭和62)年~2001(平成13)年
35巻12号(2001年12月発行)
特集 理学療法の効果判定
35巻11号(2001年11月発行)
特集 症例報告
35巻10号(2001年10月発行)
特集 リスクマネジメント
35巻9号(2001年9月発行)
特集 自営理学療法士の活動
35巻8号(2001年8月発行)
特集 病棟理学療法
35巻7号(2001年7月発行)
特集 脊髄損傷―新しい下肢装具の活用
35巻6号(2001年6月発行)
特集 筋力再検討
35巻5号(2001年5月発行)
特集 EBP in Physical Therapy
35巻4号(2001年4月発行)
特集 理学療法におけるパラダイム転換
35巻3号(2001年3月発行)
特集 回復期リハビリテーション病棟
35巻2号(2001年2月発行)
特集 公的介護保険
35巻1号(2001年1月発行)
特集 整形外科疾患に対する外来運動療法
34巻12号(2000年12月発行)
特集 21世紀の理学療法教育
34巻11号(2000年11月発行)
特集 脳卒中のバランス障害
34巻10号(2000年10月発行)
特集 悪性腫瘍治療の進歩と理学療法
34巻9号(2000年9月発行)
特集 早期理学療法―そのリスクと効果
34巻8号(2000年8月発行)
特集 訪問リハビリテーションの実際
34巻7号(2000年7月発行)
特集 福祉機器の適用基準
34巻6号(2000年6月発行)
特集 精神疾患をもつ患者の理学療法
34巻5号(2000年5月発行)
特集 認知と理学療法
34巻4号(2000年4月発行)
特集 義足―新しい技術と適応
34巻3号(2000年3月発行)
特集 臨床実習の課題と展望
34巻2号(2000年2月発行)
特集 ICUにおける理学療法
34巻1号(2000年1月発行)
特集 理学療法士のアイデンティティー
33巻12号(1999年12月発行)
特集 予後予測
33巻11号(1999年11月発行)
特集 関連領域―代謝疾患と理学療法
33巻10号(1999年10月発行)
特集 小児理学療法の動向
33巻9号(1999年9月発行)
特集 脳科学の進歩と理学療法
33巻8号(1999年8月発行)
特集 中高年者のスポーツ障害
33巻7号(1999年7月発行)
特集 進行性疾患―QOL向上への取り組み
33巻6号(1999年6月発行)
特集 最新・理学療法関連機器
33巻5号(1999年5月発行)
特集 学際的分野での理学療法士の研究活動
33巻4号(1999年4月発行)
特集 嚥下障害/熱傷
33巻3号(1999年3月発行)
特集 上肢帯機能障害と理学療法
33巻2号(1999年2月発行)
特集 最新・バイオフィードバック療法
33巻1号(1999年1月発行)
特集 脳卒中患者の体力
32巻12号(1998年12月発行)
特集 物理療法 今と昔
32巻11号(1998年11月発行)
特集 インフォームド・コンセント
32巻10号(1998年10月発行)
特集 産業理学療法
32巻9号(1998年9月発行)
特集 救急医療と理学療法
32巻8号(1998年8月発行)
特集 認知障害
32巻7号(1998年7月発行)
特集 臨床実習の課題と工夫
32巻6号(1998年6月発行)
特集 身体障害者スポーツ
32巻5号(1998年5月発行)
特集 ケアマネジメント
32巻4号(1998年4月発行)
特集 動作分析
32巻3号(1998年3月発行)
特集 転倒と骨折
32巻2号(1998年2月発行)
特集 合併障害をもつ片麻痺者の理学療法
32巻1号(1998年1月発行)
特集 Welcome to the 13th WCPT Congress
31巻12号(1997年12月発行)
特集 プラトー?
31巻11号(1997年11月発行)
特集 難病と理学療法
31巻10号(1997年10月発行)
特集 ひとり職場の運営
31巻9号(1997年9月発行)
特集 家屋改造とフォローアップ
31巻8号(1997年8月発行)
特集 急性期の理学療法
31巻7号(1997年7月発行)
特集 関連領域―腎障害と運動療法
31巻6号(1997年6月発行)
特集 小児の理学療法
31巻5号(1997年5月発行)
特集 杖・歩行補助具
31巻4号(1997年4月発行)
特集 脳卒中理学療法の効果
31巻3号(1997年3月発行)
特集 チームワーク
31巻2号(1997年2月発行)
特集 4年制大学における理学療法教育
31巻1号(1997年1月発行)
特集 整形外科系運動療法の新展開
30巻13号(1996年12月発行)
総索引・総目次 理学療法と作業療法 第21巻~第22巻(1987年~1988年)/理学療法ジャーナル 第23巻~第30巻(1989年~1996年)
30巻12号(1996年12月発行)
特集 理学療法の展望
30巻11号(1996年11月発行)
特集 特別養護老人ホームにおける理学療法
30巻10号(1996年10月発行)
特集 退院前指導とそのフォローアップ
30巻9号(1996年9月発行)
特集 高次脳機能障害をもつ患者の理学療法
30巻8号(1996年8月発行)
特集 理学療法における基礎研究
30巻7号(1996年7月発行)
特集 地域リハと病院リハの連携―理学療法士の役割
30巻6号(1996年6月発行)
特集 高齢者と運動
30巻5号(1996年5月発行)
特集 姿勢調節
30巻4号(1996年4月発行)
特集 脳卒中における実用歩行訓練
30巻3号(1996年3月発行)
特集 スポーツ外傷
30巻2号(1996年2月発行)
特集 高齢脊髄損傷
30巻1号(1996年1月発行)
Kinetics
29巻12号(1995年12月発行)
特集 廃用症候群と理学療法
29巻11号(1995年11月発行)
特集 病棟訓練
29巻10号(1995年10月発行)
特集 運動コントロールと運動学習
29巻9号(1995年9月発行)
特集 カンファレンスの在り方
29巻8号(1995年8月発行)
特集 骨・関節疾患のバイオメカニクスと理学療法
29巻7号(1995年7月発行)
特集 関連領域―頭頸部の障害とリハビリテーション
29巻6号(1995年6月発行)
特集 運動発達障害;新生児からのアプローチ
29巻5号(1995年5月発行)
特集 外来理学療法の再検討
29巻4号(1995年4月発行)
特集 脳卒中片麻痺に対する理学療法;15年の変遷
29巻3号(1995年3月発行)
特集 疼痛
29巻2号(1995年2月発行)
特集 Duchenne型筋ジストロフィー
29巻1号(1995年1月発行)
特集 世界は今
28巻12号(1994年12月発行)
特集 脳外傷
28巻11号(1994年11月発行)
特集 Ⅱ.ハンドセラピー
28巻10号(1994年10月発行)
特集 脊髄損傷者の社会参加とQOLの向上
28巻9号(1994年9月発行)
特集 生活関連動作
28巻8号(1994年8月発行)
特集 高齢の整形外科的疾患患者に対する理学療法
28巻7号(1994年7月発行)
特集 臨床実習教育
28巻6号(1994年6月発行)
特集 障害予防
28巻5号(1994年5月発行)
特集 治療を目的とした装具と運動療法
28巻4号(1994年4月発行)
特集 嚥下障害
28巻3号(1994年3月発行)
特集 理学療法業務の見直し
28巻2号(1994年2月発行)
特集 脳卒中リハビリテーションプログラムの各段階に応じた理学療法
28巻1号(1994年1月発行)
特集 理学療法研究の取り組み
27巻12号(1993年12月発行)
特集 脳性麻痺児の生活指導
27巻11号(1993年11月発行)
特集 健康増進と理学療法
27巻10号(1993年10月発行)
特集 呼吸機能障害の理学療法
27巻9号(1993年9月発行)
特集 高次脳機能の最近の話題
27巻8号(1993年8月発行)
特集 整形外科疾患と理学療法
27巻7号(1993年7月発行)
特集 精神障害と理学療法
27巻6号(1993年6月発行)
特集 小児の理学療法
27巻5号(1993年5月発行)
特集 教育
27巻4号(1993年4月発行)
特集 脊髄損傷
27巻3号(1993年3月発行)
特集 障害者と生活指導
27巻2号(1993年2月発行)
特集 脳卒中における廃用・過用・誤用と理学療法
27巻1号(1993年1月発行)
特集 患者の人権
26巻12号(1992年12月発行)
特集 終末期ケアと理学療法
26巻11号(1992年11月発行)
特集 ADLとQOL
26巻10号(1992年10月発行)
特集 中高年脳性麻痺者の問題点
26巻9号(1992年9月発行)
特集 福祉機器
26巻8号(1992年8月発行)
特集 老人保健施設の理学療法
26巻7号(1992年7月発行)
特集 ゴール設定
26巻6号(1992年6月発行)
特集 整形外科
26巻5号(1992年5月発行)
特集Ⅱ 骨粗鬆症をめぐって
26巻4号(1992年4月発行)
特集 高齢者のスポーツおよびレクリエーション
26巻3号(1992年3月発行)
特集 隣接領域における理学療法教育
26巻2号(1992年2月発行)
特集 内部疾患と理学療法
26巻1号(1992年1月発行)
特集 脳卒中
25巻12号(1991年12月発行)
特集 地域・在宅の理学療法
25巻11号(1991年11月発行)
特集Ⅱ ホームプログラム
25巻10号(1991年10月発行)
特集 理学療法処方をめぐって
25巻9号(1991年9月発行)
特集 痴呆と理学療法
25巻8号(1991年8月発行)
特集 重度障害児の理学療法
25巻7号(1991年7月発行)
特集 Ⅱ.糖尿病と理学療法
25巻6号(1991年6月発行)
特集 日常生活動作(ADL)
25巻5号(1991年5月発行)
特集 整形外科疾患の理学療法
25巻4号(1991年4月発行)
特集 卒後教育
25巻3号(1991年3月発行)
特集 運動療法
25巻2号(1991年2月発行)
特集 体幹機能
25巻1号(1991年1月発行)
特集 脳卒中;回復期以降の理学療法を中心に
24巻12号(1990年12月発行)
特集 いす
24巻11号(1990年11月発行)
特集 整形外科;スポーツ傷害を中心に
24巻10号(1990年10月発行)
特集 地域リハビリテーションにおけるグループ訓練
24巻9号(1990年9月発行)
特集 診療報酬
24巻8号(1990年8月発行)
特集 ハイリスク・体力消耗状態
24巻7号(1990年7月発行)
特集 起居動作
24巻6号(1990年6月発行)
特集 脳性麻痺児の発達過程と理学療法
24巻5号(1990年5月発行)
特集 急性期の理学療法
24巻4号(1990年4月発行)
特集 老人保健施設の理学療法
24巻3号(1990年3月発行)
特集 苦労した症例報告集
24巻2号(1990年2月発行)
特集 履物
24巻1号(1990年1月発行)
特集 脳血管障害
23巻12号(1989年12月発行)
特集 整形外科
23巻11号(1989年11月発行)
特集 筋力増強
23巻10号(1989年10月発行)
特集 下肢切断の理学療法
23巻9号(1989年9月発行)
特集 筋萎縮性疾患
23巻8号(1989年8月発行)
特集 医療事故
23巻7号(1989年7月発行)
特集 脳性麻痺の理学療法と手術および装具療法
23巻6号(1989年6月発行)
特集 通所・訪問リハビリテーションの技術
23巻5号(1989年5月発行)
特集 先天性疾患
23巻4号(1989年4月発行)
特集 拘縮
23巻3号(1989年3月発行)
特集 卒後教育(含新人教育)
23巻2号(1989年2月発行)
特集 不全四肢麻痺;高齢者を中心に
23巻1号(1989年1月発行)
特集 理学療法の展望