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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル42巻11号

2008年11月発行

文献概要

特集 がん治療における理学療法の可能性と課題

緩和ケアチームにおけるリハビリテーションの役割―亀田総合病院における実施状況と今後の展望

著者: 関根龍一12 横田久美23 田辺瑶子23 西潟央23 曽我圭司12 千葉恵子24 宮越浩一23

所属機関: 1亀田総合病院緩和ケア科 2亀田総合病院緩和ケアチーム 3亀田総合病院リハビリテーション部 4亀田総合病院看護部

ページ範囲:P.933 - P.940

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はじめに

 2007年から施行された「がん対策基本法」の第16条により,早期からの緩和ケア介入が推奨されるようになった.「がん患者の様々な病期に必要な緩和ケア介入を行う」という概念は,頭では理解できても,実際にどうしたら実質的な援助を行えるのか,そのために今後どのような対策が必要なのか,現場では毎日の試行錯誤の中で,個々の患者への介入を行っている.緩和ケアにおけるリハビリテーション(以下,リハビリ)の応用は,まだ新しい発展途上の分野である.本稿では,筆者らが勤務する亀田総合病院の緩和ケアチームにおける,がん・緩和ケア患者へのリハビリの実施状況を紹介し,現状における問題点,今後の課題について述べる.

参考文献

1)厚生労働省『終末期の決定プロセスに関するガイドライン』2007年5月 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/dl/s0521-11a.pdf
2)辻 哲也,他(編):癌のリハビリテーション,pp512-564,金原出版,2006
3)Bruera E, et al:Textbook of palliative medicine, pp991-1008, Hodder Arnold, London, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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