文献詳細
紹介
入院時訪問の必要性
著者: 大垣昌之12
所属機関: 1愛仁会リハビリテーション病院リハビリテーション技術部理学療法科 2高槻病院技術部リハビリテーション科
ページ範囲:P.955 - P.957
文献概要
理学療法士が入院患者宅を訪問する機会は,退院前に行う訪問指導が一般的である.退院前訪問指導は,手すりの設置や福祉用具導入など様々なことを検討し,在宅生活への準備を行う.しかし,その指導内容は退院後十分に活かされていないとの調査結果もある1).その理由として,理学療法士が,患者の退院後の生活を十分イメージできていないことも否めない.
入院時訪問とは,入院時早期(入院後14日以内)より,患者宅を訪問することである.目的は,①発症(受傷)前の生活様式の確認,②住環境の評価が主となる.発症(受傷)前にどのような環境で生活していたかを評価することで,それをより個別的,具体的に理学療法プログラムに反映させるためである.
参考文献
掲載誌情報