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入門講座 感染・2
理学療法士が知っておくべき感染知識―理学療法編―
著者: 新井保久1
所属機関: 1東京都済生会中央病院リハビリ技術科
ページ範囲:P.963 - P.969
文献購入ページに移動Q1.リハビリテーション室内の機器は感染の橋渡しとなりうるか?
A.機器による感染リスクは低いが,感染源,感染経路対策は必要である.
理学療法で用いることの多い機器・器具は,次の4群に分けることができます(図).
A群:治療台や斜面台など(主に患者さんの身体が接する機器)
B群:平行棒や自転車エルゴメーターなど(患者さんの手や身体の一部が接する機器)
C群:砂のうや鉄アレイ,T字杖など(患者さんが持ったり身体に接する器具)
D群:ホットパック機器や低周波機器など(間接的に接する機器)
A.機器による感染リスクは低いが,感染源,感染経路対策は必要である.
理学療法で用いることの多い機器・器具は,次の4群に分けることができます(図).
A群:治療台や斜面台など(主に患者さんの身体が接する機器)
B群:平行棒や自転車エルゴメーターなど(患者さんの手や身体の一部が接する機器)
C群:砂のうや鉄アレイ,T字杖など(患者さんが持ったり身体に接する器具)
D群:ホットパック機器や低周波機器など(間接的に接する機器)
参考文献
1)CDC:Guidelines for Environmental Infection Control in Health-Care Facilities, 2003 http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/rr5210a1.htm
2)大久保 憲(監修):消毒薬ハンドブック,pp1-87,大日本住友製薬,2005
3)尾家重治(編著):消毒・滅菌・感染防止のQ & A,pp1-137,照林社,2006
4)小林寬伊(責任編集):最新病院感染対策Q & A,pp1-315,照林社,2004
5)藤田 烈(編著):感染対策の常識完全版,インフェクションコントロール2007年秋期増刊,pp1-303,メディカ出版,2007
6)小林寬伊(編):改訂 消毒と滅菌のガイドライン,pp1-163,へるす出版,2004
7)ICHG研究会(編):滅菌・消毒・洗浄ハントブック,pp1-149,メディカルチャー,2000
8)足立タツ子,他:MRSA付着のガウン・シューズの除菌法.日環感 9:12-15,1994
9)厚生省健康政策局指導課(監修):院内感染対策Q & A,pp1-135,へるす出版,2000
10)日本感染症学会(編):〔改訂第4版〕院内感染対策テキスト,pp1-246,へるす出版,2000
11)一山 智,丸山征郎(編集):感染症,pp183-337,メディカルレビュー社,2000
12)日本看護協会:感染管理に関するガイトブック.看護 54:86-136,2002
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