icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル42巻11号

2008年11月発行

文献概要

--------------------

編集後記

著者: 永冨史子

所属機関:

ページ範囲:P.1000 - P.1000

文献購入ページに移動
 「リハビリをしましょう」と医師から促される時,また,「担当理学療法士です」とわれわれから自己紹介を受ける時,対象者は一般的に「リハビリで治してもらえる,ありがたい」,「よくなるためにがんばろう」,「痛いかなあ,つらいかなあ」などと感じているようだ.臨床で出会う対象者の表情や受け答えからの印象である.

 さて,本号の特集は「がん治療」である.がんは現在,日本人の死亡原因の第1位でありながら,本邦では理学療法の主たる対象疾患ではない.それはなぜだろうか.様々な理由があるだろうが,先に書いた一般的なリハビリへの期待・イメージと合わない疾患,という理由も含まれないだろうか.また,これは処方する医師を含め,われわれ医療職側にも根強く残っているイメージではないだろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?