icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル42巻2号

2008年02月発行

文献概要

とびら

「訪問リハ」雑感

著者: 金子功一1

所属機関: 1ながおか医療生活協同組合生協かんだ診療所リハビリテーション科

ページ範囲:P.83 - P.83

文献購入ページに移動
 10人以上の理学療法士が勤務しているリハビリテーション(以下,リハ)専門病院から,地域リハを志して無床診療所に移り,リハ科の開設に関わってから約6年が経過した.この間,診療報酬・介護報酬の改定など,様々な紆余曲折があったものの,午前中は介護保険通所リハ,午後は同訪問リハという形に落ち着き,現在に至っている.

 最近,地域医療における医師不足の問題がメディアを賑わしているが,理学療法士においても同様のことが言える.筆者は,しばしば理学療法士養成校や県士会企画の新人教育研修会などで「訪問リハ」について講義をする機会がある.受講する学生・新卒者の多くは,筆者のつたない講義内容にもかかわらず,目を輝かせて聴講し,積極的に質問する方もいる.講義後には「訪問リハに興味を持った」,「今後は訪問リハをやってみたい」という本当にありがたい意見も聞く.しかし,実際多くの理学療法士は医療機関に勤務しており,地域のフィールドで出会うのはまだ少数である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?