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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル42巻2号

2008年02月発行

文献概要

1ページ講座 理学療法関連用語~正しい意味がわかりますか?

シーティング

著者: 工藤俊輔1

所属機関: 1秋田大学医学部保健学科

ページ範囲:P.131 - P.131

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 シーティングとは,特に座位保持に焦点をあてた姿勢保持の取り組みを指す1).シーティングの技術は,発達障害児や障害者,高齢者が,椅子・車いす,または座位保持装置(シーティングシステム)を活用し,自立的生活を築くための支援や,介護者の負担を軽減するために応用されている.座位保持装置とは,普通の椅子や車いすでは姿勢を保つことが難しい重度身体障害児(者)を対象に,安定した座位姿勢を確保し,また,上肢機能に配慮した適切な作業姿勢や活動姿勢を提供する用具で,車いすとともに福祉用具として規定されている.座位保持装置は1990年に身体障害者福祉法の補装具交付基準の対象品目になっている.シーティングの基本は,座位を安定させることにある.

参考文献

1)日本リハビリテーション工学協会SIG姿勢保持(編):小児から高齢者までの姿勢保持―工学的視点を臨床に生かす―,p3,医学書院,2007
2)桂 律也:座位姿勢を考える,伊藤利之,他(監修):車いす・シーティング―その理解と実践,p145-146,はる書房,2005
3)日本リハビリテーション工学協会SIG姿勢保持(編):小児から高齢者までの姿勢保持―工学的視点を臨床に生かす,p42,医学書院,2007
4)工藤俊輔:重度運動障害児の家庭療育におけるプロンキーパーの有効性に関する研究,秋田大学医技短紀要 1:173-181,1993

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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