文献詳細
文献概要
とびら
内省力
著者: 澤田明彦1
所属機関: 1七沢リハビリテーション病院脳血管センター
ページ範囲:P.179 - P.179
文献購入ページに移動 今から約20年前の学生時代,臨床実習に出る前の話である.
私は,成績は不良で,留年もしていたような学生であったが,なぜか臨床実習は上手くいく―すなわち,自分はクライアントに対して良好なサービスを提供できると思い込んでいた.今思えば恥ずかしいばかりの思い込みである.また,なぜそのような思い込みに至ったのかもわからない.しかし,当時はそう思い込んでいたのだから仕方がない.当然のように,その思い込みは臨床実習の開始とともに打ち砕かれた…というよりは,そもそも資質にも問題のある学生で,「良好なサービスを提供する」以前に様々な問題を抱えていたのだ.自分自身が気付かなかっただけで.
私は,成績は不良で,留年もしていたような学生であったが,なぜか臨床実習は上手くいく―すなわち,自分はクライアントに対して良好なサービスを提供できると思い込んでいた.今思えば恥ずかしいばかりの思い込みである.また,なぜそのような思い込みに至ったのかもわからない.しかし,当時はそう思い込んでいたのだから仕方がない.当然のように,その思い込みは臨床実習の開始とともに打ち砕かれた…というよりは,そもそも資質にも問題のある学生で,「良好なサービスを提供する」以前に様々な問題を抱えていたのだ.自分自身が気付かなかっただけで.
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