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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル42巻3号

2008年03月発行

文献概要

特集 WCPT WCPTのサブグループと日本の理学療法の展望

3.IFSPと日本の理学療法の展望

著者: 浦辺幸夫1

所属機関: 1広島大学大学院保健学研究科心身機能生活制御科学講座スポーツリハビリテーション学研究室

ページ範囲:P.213 - P.216

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はじめに

 2007年6月2日から6日にかけて,カナダのバンクーバーにおいて第15回世界理学療法連盟(以下,WCPT)学会が盛大に開催された.バンクーバーはガラス張りのビルが整然と建ち並ぶ近代的な都市であるが,折しも2010年に開催される冬季オリンピックを前に建設ラッシュの状態で,雑然としていた.日本理学療法士協会(Japan Physical Therapy Association:JPTA)はWCPTの中でも主要国であり,わが国からも多くの理学療法士がこの学会に参加し,学術的交流はもちろん,社会的,国際的な振興も大いに進められたと思う.

 WCPTはいくつかのサブグループを持っている.International Federation of Sports Physiotherapy(以下,IFSP)もその1つである.この名称から「スポーツ理学療法に関係する連盟」ということが理解できるだろう.本稿では,第15回WCPT学会会期中の話題を含めてIFSPの活動を紹介し,日本の理学療法の展望の中で,特にスポーツ理学療法の分野がどうあるべきか考察を進めたい.

参考文献

1)小林寛和:スポーツ医療における理学療法士の活動.理学療法22:1191-1199,2005
2)平川信洋:一般医療施設におけるスポーツ理学療法の課題と展望.理学療法22:1200-1205,2005
3)浦辺幸夫:スポーツ分野の医療チームにおける理学療法士の役割と課題.理学療法22:1213-1221,2005
4)浦辺幸夫:スポーツ理学療法,pp5-16,医歯薬出版,2006
5)浦辺幸夫:スポーツ分野での教育の現状と課題.理学療法23:730-737,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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