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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル42巻4号

2008年04月発行

文献概要

とびら

感性を磨くということ

著者: 浅井友詞1

所属機関: 1日本福祉大学健康科学部

ページ範囲:P.255 - P.255

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 今から10年前,私は少しでも幅広い最新の知識を学生に伝えたいという思いから,米国へ視察に行きました.一番初めに訪れたのは,カリフォルニア州のランチョ・ロス・アミーゴリハビリテーションセンターで,理学療法士のJorge Orozco氏(現・CEO)の案内のもと,診療体制やシステムを見学する機会を得ました.センターは入院棟・外来棟に分かれ,外来棟では肝臓疾患・腎臓疾患などに対するリハビリテーションも行われており,患者の社会復帰を目指すという明確な方向性をもってプログラムが組まれていました.また,臨床での疑問点の検討や,評価指標を作成する研究棟が併設されており,エビデンスの確立に寄与していました.

 大学教育の場においては,例えば,ロマリンダ大学では,専門課程に入る前には教養科目と言語教育に力をいれ,社会人としての人格形成に重点が置かれています.カリキュラムの中では,芸術や文化を重んじ,美術館での芸術鑑賞や各国の文化に対する討論の場が設けられており,深く考えさせられました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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