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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル42巻4号

2008年04月発行

文献概要

入門講座 運動療法の基本中の基本・4

ストレッチの基本

著者: 川口浩太郎1 坂口顕1

所属機関: 1兵庫医療大学リハビリテーション学部理学療法学科

ページ範囲:P.307 - P.314

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はじめに

 ストレッチ(stretch)とは,一般的にはモノに対して伸張を加えることを指し,ストレッチング(stretching)とは,スポーツ現場においてウォーミングアップやクールダウンの一環としても行っているものや,治療的に拘縮した組織や短縮した筋に対して伸張を加えることをいう.理学療法の場面においては使用頻度の最も高い手技ともいえ,まさに理学療法の基本中の基本である.

 しかしながら,これらは一括りにストレッチングと呼ばれているが,ウォーミングアップの際に行っているストレッチングと,拘縮に対して行っているそれとは明らかに行う目的が異なる.

 本稿では,まず拘縮や筋の短縮の原因や評価を述べた後,ストレッチングに関係する神経生理学的知識の整理とストレッチングの実際について紹介する.

 なお,「筋の短縮」という言葉は,「短縮性収縮」との混同を招くおそれがあるため,本稿では「筋が短くなった異常な状態」つまりmuscle short lengthを指す言葉として用いると定義する.

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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