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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル42巻4号

2008年04月発行

文献概要

臨床実習サブノート 知っておきたい理学療法評価のポイント・1【新連載】

急性期の脳血管障害患者を担当した時

著者: 尾谷寛隆1

所属機関: 1国立循環器病センター

ページ範囲:P.323 - P.327

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はじめに

 理学療法評価を行う際は,活動や動作を観察することにより機能障害を予測し,その検証のために検査,測定を実施する.しかし,急性期においては,疾患そのものの治療が最優先され,ベッド上安静臥床状態であるので,実際に動作を観察することはできず,臥床状態のままで機能を把握することが主な評価となる.様々な機能評価を行い,それらを総合的に判断し,担当症例の動作面を予測する作業が行われるため,一種異型の統合と解釈が現実には実施されている.

 筆者の勤務する施設では,対象症例の約8割が脳血管疾患で,そのうち8割強が急性期である.本稿では,年間600例余りの急性期脳血管疾患患者の理学療法に携わる理学療法士として,臨床で重要視している評価のポイントについて,マラソンのスタート,4つの給水ポイント,折り返しポイントにみたてて説明する.

参考文献

1)National Institute of Neurological Disorders and Stroke Ad Hoc Committee:Classification of cerebrovascular diseaseⅢ. Stroke 21:637-676, 1990
2)尾谷寛隆,他:脳血管障害の理学療法のための検査・測定のポイントとその実際.理学療法 21:7-14, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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