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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル42巻5号

2008年05月発行

文献概要

講座 補装具の開発変遷・1【新連載】

大腿義足のソケットの開発変遷

著者: 長倉裕二1 大沼雅之2

所属機関: 1熊本保健科学大学保健科学部リハビリテーション学科理学療法学専攻 2株式会社澤村義肢製作所

ページ範囲:P.421 - P.428

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はじめに

 義足ソケットはman-machine-interfaceとして重要な役割があり,高機能な義足部品を使用していても,ソケットの適合(fitting)の状態が義足の良し悪しを決定することになる.ソケット開発の変遷をみると,使用材料や材質の開発が進み,形状も大きく変化してきており,そこには製作者の考え方が様々に反映されている.本稿では,大腿義足ソケットの開発変遷とその特徴について述べ,理学療法を行う上での留意点について解説する.

参考文献

1)わが国の義肢業界の歩み,社団法人日本義肢協会,1992
2)久保義博,他:義足ソケットの変遷―切断術・材料・社会情勢との関わり.POアカデミージャーナル13(2):70-88,2005
3)澤村誠志:切断と義肢,医歯薬出版,2007
4)大坪政文:日本における大腿義足ソケットの歴史.義装会誌14:162-168,1998
5)飯田卯之吉:義肢 理論と実際,医歯薬出版,1970
6)Hagberg K, et al:Consequences of non-vascular transfemoral amputation-a survey of quality of life, prosthetic use and problems. Prosthet Orthot 25:186-194, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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