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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル42巻5号

2008年05月発行

文献概要

なぜ学ぶのか・2

生物学―解決策は生物に求めよ

著者: 鈴木幸子1

所属機関: 1前・神奈川県立保健福祉大学

ページ範囲:P.446 - P.448

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 近年,「バイオ」と付く言葉を日常的に耳にするようになりました.「バイオ」は「生物学」の英語である「biology」に由来しています.20世紀後半の分子レベルの研究は,生命科学に膨大な情報をもたらしました.その結果,すべての生物は同じような生命の営みをもっていることが明らかになりました.その科学知識はヒトの生活に役立てられ,衣食住のみならず医療の分野,日常生活の考え方にまで影響を及ぼしています.

 ところが人類は,21世紀を生きるために解決しなければならない新たな危機にも直面しています.それは,ヒトも自然の一部であることを忘れた20世紀の私たちの生き方が原因ではないかと考えられています.生物学とは,他の動植物がどのように生きているかを知り,彼らにヒトの今後の生き方を学ぶものです.

参考文献

. Invert Reprod Dev 40:9-15, 2001
(Crustacea, Isopoda). Arthropod Struct Dev 34:441-454, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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