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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル42巻6号

2008年06月発行

文献概要

特集 Stroke Unitと理学療法 わが国のStroke Unitにおける理学療法

2.Mobile Stroke Unitにおけるチーム医療

著者: 永冨史子1 井上剛23

所属機関: 1川崎医科大学附属病院リハビリテーションセンター 2前・川崎医科大学附属病院脳卒中科 3現・岡山赤十字病院脳卒中科

ページ範囲:P.485 - P.489

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はじめに

 川崎医科大学附属病院(以下,当院)は1973年に開院した36科1,154床(2008年1月時点)の医科大学附属病院である.リハビリテーション(以下,リハ)医学教室・リハ科の開設は1975年,脳卒中医学教室・脳卒中科の開設は2006年である.

 当院には,専門病棟としてのstroke unitは存在せず,mobile stroke unitに該当する診療形態をとり,複数科の医師とコメディカルからなる診療チームで脳卒中治療にあたっている.本稿では,当院の脳卒中治療の流れ,mobile stroke unitの活動,病棟形態を紹介し,医科大学附属病院としてのチーム医療について考察する.

参考文献

1)峰松一夫:Stroke care unit(SCU)とStroke unit(SU)のあり方と現状.Annual Review神経2007:114-121,2007
2)井上 剛,他:Stroke unitとStroke care unitの有用性.神経内科 58:533-540,2003
3)前田亘一郎,他:Stroke care unitの意義.Clin Neurosci 25:703-705,2007
4)長谷川泰弘:脳卒中診療システムとSU(Stroke unit),SCU(Stroke care unit).日本臨牀 64:792-797,2006
5)若林秀隆:脳卒中急性期の嚥下機能障害と嚥下リハビリテーション.MB Med Reha 66:77-85,2006
6)日野原重明:医学概論,医学書院,2003
7)峰松一夫,他:わが国におけるStroke unitの有効性について「わが国におけるStroke unitの有効性に関する多施設共同前向き研究」の中間解析結果を中心に.脳卒中 29:59-64,2007
8)畑 隆志,他:Stroke(care)unitにおける急性期からの診療体制-組織化した脳卒中治療ユニットの特徴と有効性.MB Med Reha 66:1-14,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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