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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル42巻6号

2008年06月発行

文献概要

臨床実習サブノート 知っておきたい理学療法評価のポイント・3

慢性期の脳血管障害患者を担当した時

著者: 香川真二1 奥山聡2 田中美穂2 村上仁之3

所属機関: 1兵庫医療大学リハビリテーション学部 2兵庫県立総合リハビリテーションセンター 3植草学園大学

ページ範囲:P.505 - P.510

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はじめに

 慢性期におけるリハビリテーション(以下,リハビリ)の目的は,機能や能力の低下を防ぎ,身体的かつ社会的に最も適した生活を獲得することである.つまり,患者を生活者として捉え,生活環境の整備,社会参加の促進,介護負担の軽減を行い,自立した生活を支援していくことが重要である.したがって,慢性期に関わる理学療法士には,生活に即して障害を的確に評価することが求められる.

 本稿では,筆者が兵庫県立総合リハビリセンター自立生活訓練センターに勤務していた時の経験をもとに,臨床実習生(以下,実習生)にとって,有益なものとなるよう,慢性期の脳血管障害患者に対する理学療法評価のポイントを述べる.

参考文献

1)才藤栄一,他:脳卒中の新しい評価法FIMとSIASについて.医学のあゆみ 163:285-290,1992
2)Granger CV, et al:Functional assessment scales:a study of persons after stroke. Arch Phys Med Rehabil 74:133-138,1993
3)宇都宮 学:介護老人保健施設における個別リハビリテーションへの取り組み.PTジャーナル 39:485-490,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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