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書評
―渡邉英夫(著)―「脳卒中の下肢装具―病態に対応した装具の選択法」
著者: 川村次郎1
所属機関: 1日下病院
ページ範囲:P.606 - P.606
文献購入ページに移動 渡邉英夫先生がこれまで長年にわたり装具についての紹介や解説を,学会誌『リハビリテーション医学』や『日本義肢装具学会誌』,臨床雑誌『総合リハビリテーション』などに,またリハビリテーションや装具に関する単行本に数多く執筆されていることは周知の通りである.また独自に創案された「すぐ装着できる下肢装具」もよく知られている.本書はその渡邉先生が脳卒中の下肢装具についてまとめられたハンディーな実用書である.
脳卒中の下肢装具の種類は実に多種多様で,脳卒中リハビリテーションや装具の専門家でさえも,各装具がどのような構造の装具で,その機能や特徴が何なのかを直ちにイメージするのは容易ではないのが現実であろう.かつて筆者は脳卒中の下肢装具の構造や特徴をまとめた一覧表はないものかと数多くの単行書を参照したが見つけることができず,自ら作成しようと内外の数百のオリジナル論文の収拾と整理に随分苦労した経験がある.数多くの下肢装具の中から目の前の脳卒中片麻痺患者に最適の装具を選択するのは,脳卒中リハビリテーションに従事する医師にとっても容易ではないのである.
脳卒中の下肢装具の種類は実に多種多様で,脳卒中リハビリテーションや装具の専門家でさえも,各装具がどのような構造の装具で,その機能や特徴が何なのかを直ちにイメージするのは容易ではないのが現実であろう.かつて筆者は脳卒中の下肢装具の構造や特徴をまとめた一覧表はないものかと数多くの単行書を参照したが見つけることができず,自ら作成しようと内外の数百のオリジナル論文の収拾と整理に随分苦労した経験がある.数多くの下肢装具の中から目の前の脳卒中片麻痺患者に最適の装具を選択するのは,脳卒中リハビリテーションに従事する医師にとっても容易ではないのである.
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