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文献概要
とびら
Identity
著者: 山田英司1
所属機関: 1香川大学医学部附属病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.721 - P.721
文献購入ページに移動先日,外国のボディワーカーの研修を受けた.彼らは,理学療法士とはまったく違う視点から身体の動きを観察していた.そして,自ら動くことで自分の体を感じることと,運動イメージの重要性を学んだ.講師の話の中で,「例えば車の役割はみんな知っているし,その構造が分かっているから使用説明書があって,それを見ることにより車を効率的に使ったり,壊れないようにメンテナンスをしたり,壊れた時には修理することができる.でも,人間の関節や内臓には生まれた時に説明書がついていないので,その構造と役割を自ら理解しなければ障害の予防や治療はできない」という言葉が頭に残った.最近,世の中の人々がピラティスやヨガなどの様々なエクササイズメソッドに興味を持ち,積極的に参加している理由が少し分かったような気がした.
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