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特集 褥瘡の予防と治療―理学療法の役割
脊髄損傷者に対する褥瘡の予防と治療
著者: 篠山潤一1
所属機関: 1兵庫県立総合リハビリテーションセンター
ページ範囲:P.739 - P.746
文献購入ページに移動はじめに
脊髄損傷者にとって褥瘡の発生は,活動性を著しく低下させるだけでなく,社会復帰後においては長期の休養・休職を余儀なくする要因となるため,社会生活に大きな影響を及ぼす.褥瘡は,看護師だけが予防やケアに関わるのではなく,医療チームが準備と計画性を持って共通認識の下に対応することが必要であり,その医療チームの一員として,理学療法士は褥瘡の予防・治癒促進に貢献できる.本稿では,脊髄損傷者の褥瘡に対する当院での取り組みを中心に,理学療法士の関わりについて述べる.
脊髄損傷者にとって褥瘡の発生は,活動性を著しく低下させるだけでなく,社会復帰後においては長期の休養・休職を余儀なくする要因となるため,社会生活に大きな影響を及ぼす.褥瘡は,看護師だけが予防やケアに関わるのではなく,医療チームが準備と計画性を持って共通認識の下に対応することが必要であり,その医療チームの一員として,理学療法士は褥瘡の予防・治癒促進に貢献できる.本稿では,脊髄損傷者の褥瘡に対する当院での取り組みを中心に,理学療法士の関わりについて述べる.
参考文献
1)山田道廣:褥瘡,図解理学療法技術ガイド 第2版,pp1057-1063,文光堂,2001
2)福井基成:決定版 褥瘡治療マニュアル,pp24-33,照林社,2001
3)日本褥瘡学会(編):褥瘡局所治療ガイドライン,pp35-38,日本褥瘡学会,2005
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